ミリタリーサマリー:ウクライナ軍はブラッドリースクエアで南に進軍、高地を占領。ロシア軍はラボチナ村の中央部を占領して、ウクライナ軍を包囲しようと動いている。ウクライナ軍はハイマース・ミサイルを小さな標的に使いすぎだと思う。ウクライナはこの3ヶ月で六万六千人を失った。兵力の60%を失った。
The Duran:トルコの大統領とプーチンが会談したが、穀物輸出は再開されない。プーチンが記者会見で「欧米が約束を守らない限り、再開はしない」と述べたが、トルコの大統領は反論しなかった。二人の会談の目的は他にあったようだ。プーチンはトルコに、BRICSに参加することを薦めたようだ。IMFはトルコに資金支援をしなかったし、F-16戦闘機の話も消えたままだ。トルコがBRICS+に参加すると、世界情勢が大きく変わる。
Geopolitical Economy Report:第二の冷戦が始まった。米国は国際法に違反して、中国とロシアに経済制裁をかけている。中国がハイテク技術を持たないように制裁をかけている。ロシアの成長をとめ、中国の技術革新を止めようとしている。だがロシアへの経済制裁は逆効果で、ロシア経済が繁栄して、ヨーロッパ経済が不況に堕ちっている。ヨーロッパはロシアから大量にLNGを購入している。中国に続いてベルギーとスペインが、ロシアから大量に液化天然ガスを輸入している。2022年と比較すると輸入量は40%アップ。ノルドストリームパイプが破壊されたので高い価格でロシアから購入している。これはファイナンシャルタイム紙の記事にもなっている。ノルドストリームパイプ破壊で米国とロシアが利益を上げているわけだ。中国の技術革新を防ぐという米国の制裁も失敗している。中国のHUAWEIが発表した最新型携帯電話MATE60PROとIPhoneの14PRO MAXとを比べると、HUAWEIの方が圧倒的に性能が高い。カメラの解像度も圧倒的に中国製が優れており、比べ物にならない。使用しているナノチップも7NMで、世界最高峰だ。すでに、中国は独自に技術開発に成功している。欧米の一極支配という帝国主義は終わりそうだ。
マーキュリス:ウクライナの反転攻勢はプーチンが述べたように失敗した。キエフの目的は達成できないようだ。ロシア国防省の発表では、この3ヶ月でウクライナは六万六千人を失い、戦車などの兵器も7600台破壊された。BBCなど欧米の報道でもウクライナ軍の損害がひどいことが報道され始めている。ロシアの経済は健全で、経済制裁は完全に失敗した。中国は世界最高峰のナノチップ半導体をすでに作って、携帯電話に搭載している。米国の会社が調べたところ、純中国製で、台湾製でも韓国製でもなかった。HUAWEIはロシアの大学とも提携して研究開発をしているので、いずれロシアも最先端の半導体の生産を始めるだろう。
大地舜:欧米は帝国主義者で、常にモノポリを狙っている、独占だ、独占は独裁と同じで、権力を産み、貧富の差を広げる。欧米による帝国主義世界を終わらせなければいけない。