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YouTubeに大地舜チャネルが完全削除されました。それも理由がWHOの言っていることと違う意見を表明しているからです。

いつからWHOが絶対になったのだろう?

誰がWHOの見解の正しさを保証しているのだろう?

WHOの見解が変わったら、Youtubeの基準も変わるそうです。

誰がいちいちWHOの見解を調べるだろう?

WHOを絶対者にしたのは誰だろう。

WHOに莫大な支援をしているビル・ゲイツでしょうか?

YouTubeはGoogleが所有しているし、ビル・ゲイツと同じで製薬会社に大投資をしているので、金儲けのためなのだろうか?

これは昔、流行った魔女狩りと似ているようです。

WHOと違う意見を持つ人は、魔女として殺されるようです。

欧米人のエリートの発想法は、中世から進歩していないようです。

魔女狩りは、偏見から生まれました。

カソリック教会の権威を保つために行われました。

現代の魔女狩りは、世界の1極支配を継続したいスーパーリッチたちによって行われているようです。

2023年9月26日 (火)

米国傀儡ゼレンスキー政権は、ウクライナを滅ぼしている。9月26日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍はクリミア半島を攻撃しようとしたが、ロシアの先制攻撃にあって攻撃ができなかった。ロシアはオデッサを猛攻撃して、ドローンやミサイルを撃たせないことに成功した。ロシアはDNPROの工業地帯を大爆撃。飛行場も攻撃、ミグ29が破壊された、この飛行機もクリミア半島へのミサイル攻撃に使われていた。ヘルソン州西岸をロシア軍は再び大攻撃。都市部に隠れるウクライナ軍を500キロ爆弾で攻撃。ラボチナ村やブラッドリースクエアでは基本的に変化なし。ロシアはドネツク南部の前線背後の補給路を完全制圧している。ウクライナ軍は弾薬不足でハイマースを無駄に使っている。バフムートでも戦況には変化ないが、ロシア軍が優勢。クーペン、リマンからは情報が入ってこない。ロシア国防省が意図的に情報を隠している。

マーキュリス:ロシアは勝利を確信した。大攻勢の準備もしている。ロシアはディーゼルオイルの禁輸を発表したが、これは大規模な攻勢用の燃料を確保しておくためのよう。ロシアはウクライナに昨年3月の和平交渉で騙されたので、和平交渉には応じない。ロシア下院議長のインタビューによると、ロシアの勝利は確実となったので、ウクライナが国として存続したいなら、ロシアの出す条件に従って和平をするほかないと発言。ウクライナの人口は53%減っている。ロシア軍は航空部隊が大活躍をし始めている。

大地舜:日本のマスメディアの報道と異なり、ウクライナの敗北は決まっている。だが、欧米は長期戦に持ち込みたい。欧米諸国は猟犬扱いをしているウクライナ人が全て戦死しても意に介しない。ゼレンスキー政権はいまだに欧米の陰謀に気づかないのが不思議。欧米の目的は初めから「ロシアン弱体化」であり、「ウクライナの勝利」ではないのだ。ウクライナという国がなくなる前に、キエフでクーデターが起こるべきだ。現在の米国傀儡ゼレンスキー政権は、ウクライナを滅ぼしている。

 

2023年9月25日 (月)

ウクライナ軍の行動は全て見透されている。動くもの全てが破壊されている。9月25日

ミリタリーサマリー:ロシア軍はなぜかヘルソン州西岸を大爆撃している。私(ミリタリーサマリー)の考えでは、ヘルソン西岸からウクライナ軍が上陸することはないと思う。なぜなら川があって、補給に不便だからだ。ラボチナ村ではロシア軍が激しく攻撃している。ウクライナ軍はタクマク市にクラスター爆弾を打ち込んだ。子どもにも被害が出ている。アブデイエフカなどドネツク南部ではウクライナ軍が大敗北。ウクライナ軍の行動は全て見透されている。動くもの全てが破壊されている。

マーキュリス:6月4日以来、ウクライナ軍は全く前進していない。今週も1000人以上のウクライナ兵が死傷した。今週破壊されたウクライナ軍の戦車は16台。ワシントンポスト紙によると、ウクライナ軍はヘリコプターもほぼ全て失った。操縦できる人もいなくなった。欧米からウクライナにさまざまなミサイルが届くようだが、戦況には影響がないだろう。クリミア半島への攻撃もロシア軍の防空システムが向上すると思われる。ロシアの欧米ミサイルへの対応は常に向上している。ウクライナのミサイルがロシアの海軍司令部を破壊したなどというのはプロパガンダに過ぎない。

ダグラス・マクレガー:ロバート・f・ケネディ・ジュニアを暗殺しようとした男がいたが、ホワイトハウスはJFKJr.に護衛をつけることを拒止している。これは前代未聞。大統領候補者には国家が護衛を手配することになっている。欧米の支配者層は全て退任させなければならない。彼らは自分たちの利益だけを考えて国民を無視している。

スコット・リッター:シリアの大統領が中国を訪問するが、シリアを支援する国としてイラン、ロシアだけでなく中国も加わることになる。

大地舜:ウクライナの敗北はいつまで隠せるのだろうか? 米国は非民主的な国。国民の半分がその日暮らしなのにウクライナには大金を投じている。米国民の半分はスーパーリッチの奴隷状態。

2023年9月24日 (日)

ドイツ製の戦車が破壊されたが、搭乗員はドイツ兵。9月24日

ミリタリーサマリー:ゼレンスキーは今年中に3つの都市を攻略すると言っている、トクマクやバフムートのことだが、欧米の支援があっても難しそうだ。ブラッドリースクエアもバフムートもウクライナ軍の戦争は停滞している。クーペンでドイツ製の戦車が破壊されたが、搭乗員はドイツ兵だった。ウクライナ軍は欧米の兵器を受けてから全てをやりなおさなければならない。

大地舜:今日はこれから若者の結婚式1、5次会に出席。1日潰れる。米国が長距離ミサイルをウクライナに提供する。ウクライナがこれを使って、モスクワを攻撃したら、ロシアには全面戦争に転換する立派な口実ができる。自己防衛のためにウクライナ全土を征服して、傀儡政権を立てるのだ。プーチンは法律家で、中国やインドに説明できる形でしか戦争を拡大しない。

2023年9月23日 (土)

ウクライナの攻撃は力がなくなってきている。9月23日

ミリタリーサマリー:ウクライナはクリミア半島をストームシャドーミサイルで攻撃したが、10機のうち1機だけ、ロシアの防空システムをすり抜けて標的に命中した。ヘルソンではロシア軍が1500キロ誘導爆弾を使って大爆撃をした。ウクライナ軍が兵隊を集合させているため。ヘルソンにはワグナー軍団指揮官が滞在している。ラボチナ村の南をウクライナ軍が攻撃し、撃退されたが、この辺りはグレーゾーンになっている。ブラッドリースクエアの東側でもウクライナ軍が攻撃しているが前進はしていない。ドンバス中部ではロシアが火力でウクライナ軍を圧倒している。1500キロの誘導爆弾が活躍。ドネツク州南部のマリンカではロシア軍が地雷の除去を始めた。ロシアが攻撃を開始するために必要なのだ。バフムートのウクライナ軍は完全に攻撃を停止した。クーペン/リマンではロシア軍が前進。この地帯でも欧米の戦車が使われているが、欧米の戦車が戦場に現れると、徹底的にロシア軍に潰されている。ウクライナ兵は欧米の戦車に乗りたがらない。理由は最初に死ぬことになるからだ。昨日もドイツと英国の戦車が2台、クーペンで破壊された。

Kim Ivrsen:ラン・ポール議員の議会演説「米国はウクライナ支援を辞めなくてはいけない。1.五トリリオンドルの援助をしたが、そのために国債を売った。買ったのは中国だ。中国のお金でウクライナ戦争を支援をするのはいかがなものか? 米国のウクライナ支援額は1日あたり200ミリオンダラーだ。そんなお金があったら、国内の向上に使うべきだ」。ポーランド首相の発言「ウクライナは溺れている人で、非常に危険だ。助けようとすると、こちらが水の深みに引き摺り込まれる。ポーランドは自国の利益を第一にするべきだ」。

マーキュリス:ウクライナは前線で前進していない。ウクライナは敗北していると言ってきたが、間違いなかったようだ。ウクライナの攻撃は力がなくなってきている。士気も非常に下がっている。ザボロジニア州のロシアトップによると、ラボチア村でも高地を占めているロシア軍が優勢。ウクライナ軍は数週間のうちに目的を達成しなければならないが、無理だろう。バフムートもザボロジニア州南部と同様に停滞している。米国ではウクライナに資金を送るかどうかで、大論争が起こっているが、結局、援助は続くことになるだろう。ロシアは昨日、大ミサイル攻撃をした。50機のミサイルがウクライナ全土を攻撃した。久しぶりの大攻撃だ。今回もエネルギー網と防空システムを叩いた。今朝のエコノミスト誌に面白い記事が記載された。エコノミストは過激なネオコンだが、この記事ではウクライナ軍の敗北を認めている。ウクライナ軍には精鋭部隊が残っていないという。さらに兵士が不足しているという。それでもエコノミスト誌は和平交渉に反対している。だが、どうやってロシアに勝つかについては曖昧だ。 欧米は防空システムの開発に力を入れてこなかった。ロシアとは正反対。欧米は南米諸国にウクライナへの武器提供をお求めているが完全に拒否された。米国の同盟国コロンビアにも拒否された。世界は欧米の起こしたウクライナ戦争に反対しているのだ。

大地舜:昨夜の日本のTV番組によると、10月末までにウクライナ軍はトクマクという街まで進軍できるそうだ。ウクライナ軍は圧倒的に勝っているとのこと。中国が米国債を今も買っているならば、中国は米国をさらに消耗させたからだろう。ウクライナ戦争は消耗戦だが、明らかにロシアの方がが欧米よりも生産能力が高い。欧米の武器がウクライナ戦争で消耗されれば、米国は中国に戦争を仕掛けられなくなる。

2023年9月22日 (金)

どこの前線でもロシア軍の砲撃力が圧倒的。9月22日

ミリタリーサマリー:ブラッドリースクエアの戦いは続いているが、ウクライナ軍の損害が大きい。ウクライナ軍がロシア軍の砲撃を受けない場所で兵士を車から降ろし、4キロも走らせて前線に送り込んでいる。ロシア軍は兵隊の群れを見つけると砲撃し、ドローンで攻撃をする。クラスター弾を使えばもっとウクライ兵の損害が増えるが、ロシア軍はあまりクラスター弾を使わない。どこの前線でもロシア軍の砲撃力が圧倒的。ウクライナ軍は高価なハイマースを使って安価なロシア軍の砲撃を叩いている。

The Duran:ブリンケン国務長官がプリンストン大学で講演をした。スピーチ内容を読んだが、米国はすでに唯一の超大国ではないことを認めている。だが、ブリンケンは、米国がすでに弱者になっていることを理解していない。これからはロシアや中国との厳しい戦いになるという。

マーキュリス:米国はウクライナへの長距離ミサイルの提供をやめた。ポーランドの首相が述べたようにウクライナは「溺れる者」となった。ウクライナは孤立し始めている。欧米は長い戦争を望まない。停戦を望んでいる。だが、ロシアに相談もせずに停戦はできない。ウクライナはロシアと話す気がない。米国はゼレンスキーに見切りをつけることになるかもしれないが、ウクライナ政権の中には「強硬派」しかいない。ネオコンのヌーランド国務次官などはロシア本土を攻撃するべきだと発言する強硬派だが、彼女のような人しかウクライナ政権内部にはいないようだ。このままではウクライナという国が滅びることになる。

大地舜:昨日、国連でBRICS+の諸国が会議をしたそうだ。議長はラブロフ外相だった。カナダとインドの関係が緊張しているが、原因はG20を主宰したインドの行動がG7にとっては不満だったからだという。世界は真っ二つに割れてきた。欧米諸国対BRICS+諸国+上海協力機構諸国の戦いになる。日本はどちらの側につくべきか?

2023年9月21日 (木)

ロシア軍の総攻撃が始まる。9月21日

ミリタリーサマリー:1日前、ロシアはウクライナ全土に、ミサイル、ドローンで攻撃した。ロシア軍は1500キロの大型爆弾を使って橋などを壊し始めている。今日は、ゼレンスキーがまだN.Y.にいるが、悪いニュースばかりだ。ウクライナへの兵器供与に関する会議が開かれたが、欧米がウクライナに渡せる兵器はデンマークからの戦車45台とノールウエイからの車だけだ。これでは防御すらできない。ウクライナ軍はこの3ヶ月で少なくとも7万1000人の兵士が死傷。兵器の損失は7600台だが、その中の多くが戦車だ。英国国防省の予測では、ロシア軍の総攻撃が始まる。場所はブラッドリースクエとウクライナ北部の2方面で、合計3方面からの攻撃となる。ラボチナ村や、ブラッドリースクエアが奪回されたら、ウクライナ軍はこの3ヶ月以上、大損害を受けて、何をやっていたのかということになる。ロシア軍の中距離ミサイルが効果的に使われている。これでウクライナ軍の補給路や司令部を破壊している。前線からは40〜ロ50キロと離れた場所だ。ウクライナ軍には制空権がないようだ。ロシアの偵察ドローンが自由に飛び回り、ミサイル攻撃が精密となっている。

大地舜:昨日は忙しくて、ブログが書けなかった。夜は飲み会。会社の若い社長さんと剣道の達人。剣道師範は、世界情勢に詳しかった。日本の政治の裏にも詳しかった。世界情勢に関しては意見が一致した。BRICS+がこれからの世界を支配していくが、日本の外務省も、そういう世界情勢の変化に対応するよう努めているそうだ。日本の官僚は優秀なのかな? 通産省の若手官僚と話した時は、全く欧米に洗脳されていたのでがっかりしたのだが・・・。

2023年9月19日 (火)

ドネツク州の州都の市庁舎がウクライナ軍にミサイル攻撃された。9月19日

ミリタリーサマリー:ヘルソン州西岸へのロシア軍による大爆撃は継続されている。ウクライン軍はハイマースをヘルソンでは持っていないようだ。ザポロジエ州ではラボチナ村への補給路がロシア軍によって攻撃されるので、ウクライナ軍はラボチナ村の西側への攻撃を強めている。ブラッドリースクエアの東側ではロシア軍が反撃して攻め込んでいる。ドネツク州の州都の市庁舎がウクライナ軍にミサイル攻撃された。ドネツク共和国の高官を狙ったものだが、死傷者はいなかった。ドネツク州ではウクライナ軍は1インチも前進できていない。クーペン、リマンではロシア軍が攻撃中。リマン市の兵器保管庫がロシアの戦闘機による攻撃で大爆発した。

大地舜:日本のテレビを見ていると、ロシア軍が圧倒的に勝っているそうだが、ミリタリーサマリーやマーキュリスさんの調査によると現実は正反対のようだ。日本のマスコミは欧米の「ミラープロパガンダ」に洗脳されている。

2023年9月18日 (月)

ウクライナ軍の攻勢は静止した。9月18日

ミリタリーサマリー:ヘルソンの西岸がロシア軍によって大爆撃された。ブラッドリースクエアでは激戦が行われているが、ウクライナ軍は静止したまま。ロシア軍はウクライナの鉄道を破壊できるのにしないのは、なぜなのか?ドネツクでもバフムートでも激戦が行われているが、ウクライナは一歩も前進できていない。クーペン、ミランも変化なし。ロシアの大規模なミサイル攻撃がウクライナ東部で行われた。

The Duran:ウクライナ軍の攻勢は静止した。ウクライナ軍兵士が大量に死んでいるだけ。ロシアの新聞記者が戦場を訪問して報告しているが、内容は、私たちが報告してきた通り。ウクライナ軍は戦車や装甲車の支援もなしに徒歩でロシアの要塞を攻撃している。ウクライナ軍の戦死者数は毎日500人から1000人。BBCの調査でもロシア軍の戦死者は減る一方で、ウクライ軍の兵士の死者数は増える一方だ。ウクライナ軍は損害がひどいが前進は静止したまま。

大地舜:ゼレンスキーがワシントンとニューヨークを訪問するが、成果は何も得られないだろう。ベトナム戦争と同じで、傀儡政権のトップは戦争に負けると捨てらる。それが、これまで米国のやってきたこと。

2023年9月17日 (日)

プーチンは何も急がないだろう。9月17日

ミリタリー・サマリー:先週と今週ではウクライナ兵の死者数が10%減った。理由は不明。前線からのニュースが非常に少ない。大きな動きはない。

大地舜:欧米はウクライナの勝ち目がないことを認めて、ウクライナに停戦を求めている。ゼレンスキーはまだ戦いたいが、欧米の支援なしには不可能。結局、米国の外交問題評議会の会長が求めたように、ウクライナ戦線の現状凍結を欧米は求めている。現状凍結にはロシアが応じないので実現することはない。このままいくと、ウクライナ軍が弱体化する一方で、いつまでも戦争が続くことになる。プーチンは何も急がないだろう。ウクライナ軍の自滅を待つだけだ。

2023年9月16日 (土)

欧米の首脳が嘘を言っていることは目を見ればわかる。9月16日

ミリタリーサマリー:スロビキン将軍がアルジェリアに出かけた。ワグナルの仕事をするようだ。貯水湖の水が減って、まるで陸地に見える。ここもロシアとウクライナの戦闘の場となるだろう。ドンバス全域で戦線は停滞している。米国がポーランドでハイマースの工場を建設中。完成するのは1年後。

The Duran:NATOもウクライナも完全に反転攻勢に失敗した。ドンバス全域でまだ戦闘が行われているが、これは敗北したと認められないために行なっていること。ロシアの防衛線は堅固で、突破されたところは1箇所もない。トクマクまで進軍するなど夢のような話。欧米はウクライナとNATOが失敗したことを認められないでいる。ウクライナ軍はすでに敗北しており、弾薬も足りなくなって、兵士も徒歩で攻撃に向かっている。ロシア側はすでに、ウクライナの攻勢は失敗していると明言。ショイグもプーチンもウクライナ軍は敗北していると言っている。ブリンケン国務長官、ボリス・ジョンソン元首相、ベアボック外相などがキエフを訪れているが、空約束しかしていない。エコノミスト誌のインタビューを読むとゼレンスキーは怒っている。「プーチンとは交渉をしない」とのべ、「私に会いに来る欧米の首脳が嘘を言っていることは目を見ればわかる」という。欧米の首脳は、ウクライナをロシアとの交渉の場につけようとしているが、成功していない。戦場を現状で凍結しろと欧米は言っている、だが、それをしたらゼレンスキーの政治生命は終わってしまう。ウクライナ人も反戦になる。ロシアの言い分を聞かないで停戦することは無理だ。ロシアの要求は明瞭だが、ウクライナには飲めないし、ウクライナの要求も明瞭だがロシアにはとても飲めない。ロシアは欧米以外の世界を味方にすることに成功している。ベトナムもロシアから兵器を購入することにした。ロシアの条件を飲まない限り戦争は終わらない。ロシアの立場は強固だ。

大地舜:ロシアとの戦いで欧米は敗北した。中国との戦いでも敗北することは間違いない。というかすでに中国にも負けている。欧米が世界を支配する時代は終わったのだ。

2023年9月15日 (金)

北朝鮮はロシアに長距離ミサイルを提供する?9月15日

ミリタリーサマリー:北朝鮮はロシアに長距離ミサイルを提供すると思う。11月のロシアの大攻勢にちょうど間に合うだろう。ウクライナは大量のドローンを使ってクリミア半島を攻撃したが、全て失敗した。2日前にS-400防空システムを破壊したとウクライナはいうが、まだ映像などの確認がない。ヘルソンにはウクライナ軍の大軍が集結しているが、動きがなくロシア軍の砲弾の的になている。ブラッドリースクエアにもウクライナ軍は大軍が集まっているが、動きがない。この場所でウクライナ軍はラボチナ村の南の高地を占領している。クーペンとリマンはロシア軍の攻勢が激しいので、ウクライナ軍は南から援軍を送っている。だがドンバス全域で戦線に変化なし。

大地舜:「欧米の敗北」の初校校正を今日から開始。発売は12月になりそう。意外と時間がかかる。

2023年9月14日 (木)

ブラッドリースクエアにはウクライナ軍の大軍が集結しているが動きがない。9月14日

ミリタリーサマリー:ウクライナはストームシャドー・ミサイルでクルミア半島の船修理工場を爆撃。十発のうち七発は撃墜されたが、3つが命中。ドローンも一緒に攻撃に加わったが、全て撃墜された。ウクライナは修理工場や軍港のあるSEVASTOPOLまで、スターリンク衛星網を広げるように、イーロン・マスクに依頼したが、マスクは拒否した。ブラッドリースクエアにはウクライナ軍の大軍が集結しているが動きがない。ロシアの防衛線が強固で、下手に動くと自殺攻撃になる。そこで集結したままだが。ロシア軍の砲撃にさらされている。ラボチナ村にもロシア軍が入り込んでいる。戦場全てが停滞している。

The Duran:プーチンと北朝鮮の金正恩が同盟関係を確認した。北朝鮮は宇宙科学の技術を学べるし、経済関係を強化できるので、失うものはない。ロシアにとって北朝鮮は小さな存在だが、キューバ同様に、同盟関係を強化する方針だ。

大地舜:北朝鮮の人々は貧しい生活をしている。中国やロシアの企業の投資ができるようになれば、この国の国民も豊かになり、国家体制にも変化が出ることが期待できないだろうか。ロシアと中国と組めば、もう米国は怖く無くなるわけだし、超距離弾道弾ミサイルの開発も不要とならないだろうか?

 

 

2023年9月13日 (水)

ロシアはこれからミサイルで大規模な攻撃をする。9月13日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍の攻撃はどこでも停滞している。ブラッドリースクエアーでは南には進んだが、西側をロシア軍が占拠しているので、戦場全体はロシア軍がコントロールしている。ウクライナにはハイマース・ミサイルしかないが、こういう戦場では短距離ミサイルが重要。なぜなら標的は移動していることが多いから。お互いにドローン攻撃を活用しているが、戦場に大きな変化はない。

マーキュリス:ウクライナの攻撃は終わりそう。政治的な攻撃であり、軍事的にウクライナはすでに敗北している。弾薬も少なくなっており、毎日せいぜい二千発しか打てなくなっている。ウクライナ軍は兵器も破壊されており、破壊された戦車の数は500台を超える。ウクライナはPRのための戦争しかしていない。ロシアはこれからミサイルで大規模な攻撃をするだろう。ウクライナ全土で、エネルギーシステム、防空システムが標的とされる。欧米の首脳が大勢でキエフを訪問しているが、悪いニュースしかゼレンスキにーには伝えられない。これ以上支援ができないと伝えている。米国ではバイデン大統領が、個人的な理由でウクライナ戦争に力を入れているのではないかという批判が広がっている。バイデン本人も息子もウクライナからはたくさんお金をもらっているからだ。

The Duran:西ドイツの非工業化が始まっている。インフレが高まり不況が押し寄せている。貿易収支も悪化。ドイツはウクライナと米国のために国益を顧みず、ウクライナ戦争を支持してきた。そのため工業国ではなくなりそうだ。シュルツ首相は何も計画を持っていない。衰退の真の原因は連合を組んでいる緑の党にある。提携している緑の党が強行にウクライナ戦争を支援をしている。彼らが権力を維持している限りロシアとの関係改善も難しい。つまり原子力も石油もガスも、緑の党が止めてしまった。ドイツはヨーロッパの病人となった。

大地舜:日本もドイツのような病人にならないよう気をつけなくてはならない。これまでのように何もかも米国の指示に従っていると、日本は「アジアの病人」になるだろう。特に、台湾有事の嘘に騙されてはならない。

2023年9月12日 (火)

ウクライナと欧米の戦争目的が異なっている。9月12日

ミリタリーサマリー:ヘルソンではロシア軍が攻撃をしているが戦線は変化していない。ブラッドリースクエアも主要補給路がロシア軍の砲火にさらされている。戦場の西側を攻略できないウクライナ軍は、これ以上進軍ができない。東側への攻撃はしているが、補給路を砲撃で支配されているのではこれ以上の進撃は無理。補給路を通るウクライナ軍の30〜40%が破壊されている。ドンバス全域で似たような状態になっている。ウクライナ軍の反転攻勢は失敗している。

マーキュリス:ドンバス戦線には大きな動きがない。

ダグラス・マクレガー:このまま戦争が続けば、ロシアはウクライナ東部を全て占領することになる。オデッサも占領することになる。それでもウクライナが停戦に応じなければ。ポーランド国境までロシア軍が占領する。米国もヨーロッパ諸国でも国民はウクライナ戦争をやめて欲しいと思い始めている。だが政権担当者は戦争を継続したがっている。米国とヨーロッパは分裂してNATOも終わる。EUは参加国に嫌われている。

大地舜:ウクライナのネオナチ政権の戦争目的はネオナチ国家を作って、ロシア系ウクライナ人を二流国民に格下げすることだ。一方。欧米の戦争目的は「ロシアシの弱体化」とウクライナを破産国家にすることだ。「ロシアの弱体化」は大失敗した。弱体化したのはドイツでありEUとなった。だが、ウクライナを破産させることには成功した。ウクライナの豊かな黒土地帯は、ブラックロックやその他の欧米企業によって所有されるだろう。

2023年9月11日 (月)

心配なのは核戦争。9月11日

ミリタリーサマリー:クリミア半島の端っこにウクライナ軍が上陸しようとしている、これで6回目だ。目的は不明。とてもこの場所に橋頭堡を築けるとは思えない。6回ともロシアの戦闘機に船が沈められてウクライナ軍は大損害を受けている。ヘルソン州の情勢に変化なし。ラボチナ村はウクライナ軍が制圧したが、全体的にはロシア軍が、ブラッドリースクエアをコントロールしている。ウクライナ軍の補給路は完全にロシア軍の火力の下にある。火力ではロシア軍がウクライナ軍を圧倒している。ウクライナ軍は各地で自殺攻撃を続けている。ロシアはウクライナ全土にドローンミサイル攻撃をしているが、キエフで大爆発が確認された。10月から12月にかけてロシア軍の大規模攻撃が始められるのではないかという観測が流れている。

The Duran:米国がUAEにロシアと貿易するなと圧力をかけているが無意味。UAE(アラブ首長国連邦)はBRICSに加盟したが、それを米国は嫌だと思っている。UAEもサウジアラビアと同調してペトロダラー取引を削減する計画だ。ロシアには中国から冷蔵庫や洗濯機などの製品が流れ込んでいる。先端半導体も流れ込んでいる。米国はUAEに家電製品をロシアに輸出するなというのは馬鹿げた話。

ダグラス・マクレガー:プーチンの支持率は85%と高い。ウクライナ戦争は、ロシア国民にとっては防衛戦争だ。スエーデンがNATOに参加する理由は、防衛費削減のためだ。現在はGDPの4%を防衛費に使っているがそれが2%で済むことになる。ウクライナの戦力は30~40%しか残っていない。米国では秋から大不況なると思う。中国は穀物不足で食糧をロシアに依存している。台湾有事は米国が作った幻想だ。台湾周辺で中国が軍事訓練を始めると台湾の銀行は資金を中国に送って、安全を図っている。これが現実だ。

大地舜:BRICSが11カ国に拡大したのは素晴らしい。2024年にはさらに多くの国が加盟する。すでに40カ国が加盟を申請している。BRICS銀行は世界銀行の代わりをするし、IMF(国際通貨基金)の代わりとなるユーラシア通貨基金も創設される。5R+という国際通貨も作られる。ペトロダラーが支配する世界は終わろうとしている。心配なのは核戦争。BRICS+を欧米諸国が破壊しようとすると核戦争になる。

2023年9月10日 (日)

ロシア軍が恐ろしい必殺ゾーンをドンバス南部に作った。9月10日

ミリタリーサマリー:ロシア国防省は死者数や兵器の損害の発表の方法を変えた。毎日ではなく1週間ベースになった。それによると、ウクライナ軍の死亡者/戦車・戦闘車/砲力の破壊された数は、ヘルソン州で350人/36台。ラボチナ村近辺では850人/63台/60機、ドネツク州南部1230人/61台。ドネツク州東部2100人/68台/30機。クーペン・リマン(ドンバス北部)875人/54台になっている。戦場を見るとどこでもロシア軍がコントロールしており、ウクライナ軍の損害は莫大。バフムートでは特にウクライナ軍の損失が酷い。ドネツク州ではいくつかの地域でウクライナ軍が包囲されそうだ。ロシア軍が恐ろしい必殺ゾーンをドンバス南部に作った。

GEOPOLITICAL ECONOMY REPORT:米国の庶民は酷い債務超過で生活が危険にさらされている。国民の多くはクレジットカード債務で破産に追いやられている。商業不動産も価格が40%下落しており銀行も不良債権を抱えて苦しい状態にある。自動車ローンも返済できない人が増えている。米国民の50%は破産寸前だが、トップ10%は安泰だ。株式の所有を見ても、54%をトップ1%のアメリカ人が所有している。トップ10だと90%以上になる。国民の半分が所有する株式は0.6%で1%にも満たない。学生ローンの返済ができない人も多い。クレジットカードの返済利子は20%を超えている。労働者階級は貧しくなる一方だ。米国では人種差別も強く、株式の保有者は89%が白人だ。米国では確実に大恐慌が来るが、時期は不明。貧しい者はさらに貧しくなり、トップ1%の富は増えるばかり。

大地舜:米国は貴族層であるトップ1%が絶対的権力を握っている。欧米の支配者層は、米国の貧富の差を世界中にもたらそうとしている。欧米の帝国主義と植民地主義を打倒しければならない。ウクライナ戦争もロシアの豊かな資源を欧米のスーパーリッチたちが、奪おうとして起こした戦争。日本人はNATOや欧米の仲間になってはいけない。

2023年9月 9日 (土)

「戦争は勝つためにするのではない、継続することに意味がある」?9月9日

ミリタリーサマリー:ヘルソンにウクライナの大軍が集結したが動きがない。ロシア軍をヘルソンに引き付けておくことが目的のようだ。ブラッドリースケアでロシア軍がクラスター爆弾を使い始めた。ウクライナの大軍が集結しているので、これは効果的な武器となる。ゲームチェンジャーになるだろう。ラボチナ村もブラッドリースクエアもロシア軍がコントロールしている。主たる戦場はさらに東部のドネツク州に移動している。ロシアは総攻撃の準備ができているが動かない。バフムートでもウクライナ軍は撃退されている。

ダグラス・マクレガー:最新の世論調査によるとポーランド人はウクライナ戦争に巻き込まれることに反対している。10月の選挙でポーランド人の意思が確認されるだろう。ドイツでもショルツ首相への支持率は31%まで下がっている。米国政権は戦争を続けたいと思っているが、これはヨーロッパの問題であり、ヨーロッパの政治家がしっかりと対応すべきだ。このままではNATOもEUも分裂して解体する。米国民はヨーロッパのことは深く知らないが、ウクライナ戦争の実態がわかると、戦争に反対する。欧米はイラクでもアフガニスタンでも軍事介入しては現地を混乱させて現地国民を反米にしてきた。米国はすでに大帝国だ。米国民はそれ以上いらない。遠い外国に介入するのはやめるべきだ。30年前に。ロシアに滞在したが、反米感情はゼロだった。米国はウクライナへの支援をやめなくてはいけない。ウクライナは中立国にするのがベストだ。欧米の経済は不況に堕ちっている。ロシア経済は順調だ。ドイツ国民は米国がノルドストリームパイプラインを破壊したことを、もっと問題とするべきだ。ドイツの技術とロシアの資源が結びつくことを、米国と英国は恐れていた。本当はドイツとロシアが結束すれば、ヨーロッパに平和が訪れるのだ。ウクライナ戦争はヨーロッパが主体になって停止させなくてはいけない。米国は止める気がない。なぜなら、軍需産業も政治家も、この戦争で大儲けしているからだ。米国は中国にも戦争を仕掛けているが、中国は国内問題で手がいっぱいで、戦争には興味がない。米国は軍事支援を停止して、ウクライナにいる軍人も帰国させ、ポーランドにある米軍基地なども閉鎖するべきだ。プーチンは慎重すぎるところがある。早く戦争に決着をつけないと、欧米はロシアが弱いと勘違いして、NATOが参戦するかもしれない。プーチンはナイーブすぎるところがある。これからはBRICSと欧米の戦いが始まる。世界貿易における米ドルの使用も減ってくるだろう。欧米はロシアにもっと敬意を払うべきだ。

大地舜:ジョージオーウエルの『1984』に出てくる支配者たちにとって「戦争は勝つためにするのではない、継続することに意味がある」のだそうだが、現在の欧米の指導者たちも全く同じ思想のようだ。欧米の支配者層はウクライナ戦争を継続することによって、富を得る。だが国民は「1984」の世界のように、いつまで経っても奴隷のように働くだけだ。

 

2023年9月 8日 (金)

ブリンケンはウクライナに停戦の覚悟を迫った?9月8日

ミリタリーサマリー:ロシア軍は、ウクラウナ北部のスミ地方で偵察隊を派遣して、調査を続けている。この方面からロシア軍が総攻撃をする可能性がある。クーペン、リマンではロシア軍が攻勢。ラボチナ村の占拠にウクライナ軍は失敗。ウクライナ軍には女性兵が多い。ともかく大損害を受けている。ブラッドリースクエアでは補給路が全てロシア軍の火力の支配下にある。

The Duran:ブリンケン国務長官がデンマークの首相と共にキエフを訪問。1泊2日の長旅だった。欧米のマスコミは相変わらず、ウクライナ軍が第一要塞線を突破したと報道しているがこれはプロパガンダ。実際にはウクライナ軍は3ヶ月前からほとんど前進していない。米国はバフムートの攻撃をやめてブラッドリースクエアに兵力を集中しろと言っているが、ウクライナ軍のズルージニーは相変わらずバフムートを攻撃しており成果がない。CIAとロシアの情報局のトップが会談した。ロシアのトップは「米国は情勢を見誤っている」と指摘。ブリンケン国長官は、キエフに、これ以上の支援がむずかしくなると伝えたようだ。米国は選挙を迎えており、ウクライナ戦争への過大な支援に対する批判の声が高まっている。ブリンケンはウクライナに停戦の覚悟を迫ったのかもしれない。

大地舜:ウクライナ戦線はかなり静かになったようだ。この戦争はロシアが総攻撃をかけないと終わりそうもない。だがプーチン政権は防衛に徹している。ウクライナ軍の消耗は酷く、兵士も集まらず、集まっても訓練が不十分だ。早く停戦をしてほしいものだ。

2023年9月 7日 (木)

ウクライナは日本と同じように無条件降伏をするしかない。9月7日

ミリタリーサマリー:ラボチナ村はロシア軍が制圧しており、ウクライナ軍の南側への攻撃は失敗した。そこで東側を攻めているが激戦中。ドンバス北部の戦線は停滞している。

The Duran:プーチンが「ウクライナの反転攻勢は失敗したが、ウクライナ軍は戦闘を続けている。このままの状態が続くことはロシアにとって悪いことではない」と述べた。プーチンはウクライナのことを皮肉っている。欧米の新聞はウクライナ軍がロシア軍の第三防衛線を乗り越えそうだと、プロパガンダしているが呆れる。実態を見ると、第一防衛線も突破できていない。実態ではバフムートが主要激戦地になっている。新国防大臣メロフはクリミア半島出身で軍人経験がない民間人。前任のレズニコフ国防大臣は汚職で解任されたが、汚職を追求したら、大臣職につける人がいなくなる。スロビキン空軍大将が家族と休暇中であるという記事がロシアの新聞に写真付きで掲載された、有能な将軍なのでそのうち軍務に復帰すると思う。

スコット・リッター:ウクライナ政権は昔の日本と同じように無条件降伏することになるだろう。何も交渉できずに降伏するのだ。日本は武士道を信奉する軍国主義者が政権を握った。今のウクライナとそっくりだ。無条件降伏をした日本の憲法には「戦争を放棄する」と明記され、日本は平和国家となった。ウクライナにも同じことが要求されることになる。ウクライナでは悪名高いステパン・バンデラを信仰するネオナチ軍国主義者たちが政権を支配している。彼らを無力化しなければならない。日本の軍国主義者が排除されたのと同じことだ。欧米はミンスク合意でロシアを騙した。2014年のクーデターではCIAが活躍して、欧米は民主的に選ばれた政権を打倒し、ネオナチ軍国主義者たちを政権につけた。さらに2022年4月、ウクライナがロシアと和平しようとした時、邪魔をした。ロシアは欧米と交渉をする気がない。交渉の条件はウクライナの無条件降伏となる。現状を見ると、ウクライナ軍の結束は崩れ、ドニエプル川以西の防衛陣地へ急遽撤退する可能性が高い。ウクライナが急いでロシアの3つの条件を全て認めて降伏をするべきだ。3つの条件とは「ステパン・バンデラ信奉者の排除。ロシアに敵対する軍事力の排除。NATOに加盟しないこと」だ。ウクライナが今すぐ降伏しないと、オデッサやハリコフを含むさらに多くの領土を失う危険性がある。ウクライナと欧米のパートナーは、今こそ平和と復興の道へ進むべき時だ。しかし、それはウクライナが降伏し、現実を受け入れたときにしか実現しない。

大地舜:戦争は「真実を知り、真実を語る」人々がいなくなることから起こる。「真実を知り、真実を語る」には、まずプロパガンダの嘘を見抜く力が必要だ。マスメディアに登場する専門家たちの嘘を見抜くことが必要だ。それには様々な情報源を持っていなければならない。イワシの群れに入ってしまっては、真実を見ることができなくなる。イワシの群れに入ってしまったら、常にその外部にいる視点が必要だが、なかなか難しい技だ。

2023年9月 6日 (水)

第二の冷戦が始まった。9月6日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍はブラッドリースクエアで南に進軍、高地を占領。ロシア軍はラボチナ村の中央部を占領して、ウクライナ軍を包囲しようと動いている。ウクライナ軍はハイマース・ミサイルを小さな標的に使いすぎだと思う。ウクライナはこの3ヶ月で六万六千人を失った。兵力の60%を失った。

The Duran:トルコの大統領とプーチンが会談したが、穀物輸出は再開されない。プーチンが記者会見で「欧米が約束を守らない限り、再開はしない」と述べたが、トルコの大統領は反論しなかった。二人の会談の目的は他にあったようだ。プーチンはトルコに、BRICSに参加することを薦めたようだ。IMFはトルコに資金支援をしなかったし、F-16戦闘機の話も消えたままだ。トルコがBRICS+に参加すると、世界情勢が大きく変わる。

Geopolitical Economy Report:第二の冷戦が始まった。米国は国際法に違反して、中国とロシアに経済制裁をかけている。中国がハイテク技術を持たないように制裁をかけている。ロシアの成長をとめ、中国の技術革新を止めようとしている。だがロシアへの経済制裁は逆効果で、ロシア経済が繁栄して、ヨーロッパ経済が不況に堕ちっている。ヨーロッパはロシアから大量にLNGを購入している。中国に続いてベルギーとスペインが、ロシアから大量に液化天然ガスを輸入している。2022年と比較すると輸入量は40%アップ。ノルドストリームパイプが破壊されたので高い価格でロシアから購入している。これはファイナンシャルタイム紙の記事にもなっている。ノルドストリームパイプ破壊で米国とロシアが利益を上げているわけだ。中国の技術革新を防ぐという米国の制裁も失敗している。中国のHUAWEIが発表した最新型携帯電話MATE60PROとIPhoneの14PRO MAXとを比べると、HUAWEIの方が圧倒的に性能が高い。カメラの解像度も圧倒的に中国製が優れており、比べ物にならない。使用しているナノチップも7NMで、世界最高峰だ。すでに、中国は独自に技術開発に成功している。欧米の一極支配という帝国主義は終わりそうだ。

マーキュリス:ウクライナの反転攻勢はプーチンが述べたように失敗した。キエフの目的は達成できないようだ。ロシア国防省の発表では、この3ヶ月でウクライナは六万六千人を失い、戦車などの兵器も7600台破壊された。BBCなど欧米の報道でもウクライナ軍の損害がひどいことが報道され始めている。ロシアの経済は健全で、経済制裁は完全に失敗した。中国は世界最高峰のナノチップ半導体をすでに作って、携帯電話に搭載している。米国の会社が調べたところ、純中国製で、台湾製でも韓国製でもなかった。HUAWEIはロシアの大学とも提携して研究開発をしているので、いずれロシアも最先端の半導体の生産を始めるだろう。

大地舜:欧米は帝国主義者で、常にモノポリを狙っている、独占だ、独占は独裁と同じで、権力を産み、貧富の差を広げる。欧米による帝国主義世界を終わらせなければいけない。

2023年9月 5日 (火)

G20は数年のうちに消える。9月5日

ミリタリーサマリー:大量のウクライナ兵が投降をしているビデオが流れた。ウクライナ軍は後退してくるウクライナ兵を射殺するので、兵たちはロシア軍に殺されるか、ウクライナ軍に射殺されるかしかない。そこで投降を選ぶ。ロシア軍はウクライナ軍の投降者たちを大切に扱うので、ウクライナ兵も安心して投降できる。ウクライナに交換捕虜として帰れるチャンスもある。ブラッドリースクエアの戦場は静か。ラボチナ村もウクライナ軍は制圧できていない。ウクライナの国防大臣がクビになったが、これはウクライナ軍の反転攻勢の終わりを意味するのだと思う。

The Duran:プーチンも習近平もG20に出席しない。時代が変わった。GRICS+の時代になる。G20は数年のうちに消える。習近平はバイデン大統領を嫌っている。電話でも「あなたは信頼できない」とはっきり伝えている。世界中の首脳陣がバイデン大統領を嫌っている。バイデンを好むのはヨーロッパ諸国だけ。

マーキュリス:ラボチナ村の奪取をウクライナ軍は諦めた。東方への攻撃も成功していない。ウクライナ軍のいるところは低地でロシア軍は攻撃しやすい。今の激戦地はバフムートになった。だがここでもウクライナ軍は撃退されている。マリンカ、アブディエフカ、クピアンスクでは、ロシア軍が進撃を続けている。ラボチナ村を守っているロシア兵は500名だがそれで十分に守れる。ウクライナ軍は3ヶ月かけてもラボチア村を突破できなかった。プーチンとトルコ大統領が会うが、トルコはロシアを必要としている。天然ガスの輸入をしたいし、ハブとしたい。原子力発電所も建設したい。プーチンはトルコにドル離れを迫るだろう。BRICS参加も要請するだろう。トルコ国民のロシアに対する感情もフレンドリーになっている。ロシアからトルコへの投資も増えるだろう。G20の力は衰え、GRICS+が重要となる。BRICSにはエチオピアやエジプトが参加したし、アルジェリアも参加することになるだろう。

大地舜:BRICS+の時代がやってくる。アジアとアフリカ、中東、中央アジアの連帯が生まれる。インドネシアもベトナムも参加をするだろうし、G20の時代は終わった。

 

ウクライナ軍はラボチナ村の攻略ができていないし、ロシア軍の第一要塞を突破していない。9月4日

ミリタリーサマリー:バフムートで激戦が行われている。主戦場だと思っていたブラッドリースクエアでは、なぜか戦闘は停止している。ウクライナの投降兵が増えている。ラボチナ村でのウクライナ軍は戦闘をやめた。ロシアの要塞が堅固すぎる。

The Duran:ウクライナは前線をジャーナリストに見せないことにした。戦争の真実が知られてしまうからだ。ウクライナ軍はラボチナ村の攻略ができていないし、ロシア軍の第一要塞を突破していない。ウクライナのドローン攻撃がロシア本土を攻撃しているが、大きな被害は出ていない。プーチンはマクロン、ショルツ、バイデンが電話をかけても電話に出ないので欧米首脳のフラストレーションが高まっている。それでドローン攻撃をしている。

The Duran2:ニジェールでは戦闘が始まりそうだ。マクロン大統領はECOWASにニジェールに軍事介入するように呼びかけた。フランス大使もニジェールを去った。アフリカ連合はECOWASによる軍事介入に反対している。フランスは代理戦争を望んでいる。アフリカの人々は欧米よりもロシアや中国を選ぶようになるだろう。

The Duran3:トルコの大統領はようやくプーチンに会うことができる。穀物合意を止めているのはEU。ロシア農業銀行のSWIFT接続をしないため。5分で接続できることだが、米国が反対している。米国はEUのロシアに対する譲歩を嫌っている。トルコ経済にとってロシアは大事だが、ロシアもトルコを味方にしておきたい。トルコが約束を破ってアゾフ連隊の幹部をウクライナに返還したので、プーチンはトルコ大統領となかなか会おうとしなかった。

大地舜:タイ王国の友人が息子を連れて我が家に宿泊。8月31日から6日まで。それでパーティーなどあり忙しく、昨日書いたブログを1日遅れで出している。息子さんは米国の大学院に行く途中。

 

2023年9月 3日 (日)

ウクライナ軍は多数の戦車を動員して最後の集中攻撃を行う。9月3日

ミリタリーサマリー:クーペンで戦っていたロシア軍の第41精鋭部隊がブラッドリースクエアの激戦地に派遣された。一方、ウクライナ軍は多数の戦車を動員して最後の集中攻撃をブラッドリースクエアで行うようだ。ウクライナ軍はここを突破して奥深くまで攻め込む予定だ。私の予想ではロシア軍は手強く、突破できないと思う。

大地舜:雨のシーズンまで1ヶ月。ウクライナ軍は最後の攻撃を仕掛けることは間違いないようだ。

2023年9月 2日 (土)

和平のために欧米は二つのことをしなくてはならない。9月2日

 ミリタリーサマリー:ウクライナ軍の死者数は信じられないほど多いようだ。明日あたりショイグ国防大臣が発表するはずだ。ヘルソン州ではウクライナ軍が各所で攻撃を仕掛けたがいずれも撃退されている。昨日のヘルソン州での死者は36人で、1週間では230人。ラボチナ村の攻防は続いているが、ロシアが火力で制圧している。この方面は確かにロシア軍の防御が弱く見えるが、最初からロシア軍が罠を仕掛けていたようだ。深く入り込むと包囲されて殲滅されることになる。ドンバス中部でもウクライナ軍は大損害を受けている。アキオムスク(バフムート)ではウクライナ軍が撤退した場所にロシア軍が進軍している。ウクライナ軍の3ヶ月の死者数は8万人になるようだ。

マーキュリス:ウクライナの発表ではラボチナ村を突破して、ロシアの防衛ラインをはじめて超えたと言ったが、嘘だった。ラボチナ村南部にはいまだにロシア軍が進駐しており、ウクライナ軍を猛爆撃している。ドンバス北部ではロシア軍がジリジリとクピアンスク市に近づいている。

ダグラス・マクレガー:和平のために欧米は二つのことをしなくてはならない。1)ウクライナ支援を全てストップする。2)欧米の軍人やアドバイザーをウクライナ方ら全員撤退させる。これをしてからキエフに、ロシアと交渉させる。ロシアは欧米の言葉を信じない。行動のみを信じる。欧米とウクライナはロシアの言い分をよく聞かなくてはいけない、これは著名な戦略家ジョージ・ケナンの言葉だ。ロシアの意見をよく聞くことが大事だ。ウクライナ戦争はウクライナの敗北が決まっている。バイデン政権はジョージ・ソロスなどに操られている。ロバート・F・ケネディか、トランプが大統領になるべきだ。米国はアメリカファーストで、米国内のインフラ投資、富の格差問題などの大問題に取り組むべきだ。

大地舜:クラウゼビッツの「戦争論」を読んでいるが、ロシアの行動は「戦争論」に従って成功している。ロシアはウクライナ軍の戦闘能力を壊滅しよとして成功している。ただ一つ気がかりなのは、欧米の支配者層が合理的・理性的ではないことだ。彼らは激情に従って「プーチン憎し」という感情で戦争を続けている。クラウゼビッツは、戦争当事者が理性に基づいて、敗戦を認めたら外交交渉で和平を求めると思っている、だがウクライナ戦争の現実は、独裁者ゼレンスキーも、バイデン政権のネオコンも、理性ではなく激情に基づいて戦争を推し進めている。バイデン政権が潰れることが理想のようだ、

2023年9月 1日 (金)

戦争を終わらせる方法は3つある。9月1日

ミリタリーサマリー:ロシアの空軍基地がドローン攻撃されたが、ウクライナからではなく、バルト海の船からだった。NATOの船のようだ。ロシアはクリミア橋の防衛のために、橋の南側に障害物を設置した。ラボチナ村の攻防は終わった。ウクライナはこれ以上進めない。東に方向を変えたウクライナ軍は撃退された。この部隊の補給路をロシア軍は叩いており、甚大な被害が出ている。バフムートでのウクライナ軍の攻撃も失敗。大きな被害が出ている。その他の前線からは情報が少ない。

ダグラス・マクレガー:戦争を終わらせる方法は3つある。1)ロシア軍がウクライナの半分を占領すること。それでもウクライナが停戦に応じなければロシア軍はポーランド国境まで占領する。2)世界大恐慌が起こって、欧米は戦争どころではなくなる。現状では経済大恐慌がいつ起こってもおかしくないが時期は不明。米国債が紙屑になる。3)EUか米国の首脳が、戦争をやめる決意をする。ヨーロッパはすでに大不況に入っているが、強いリーダーがいない。米国が戦争やめる決意をすれば24時間で停戦になる。だが、現状ではその希望はない。バイデン政権はネオコンに支配されているからだ。欧米の政治支配者層を権力から追い出さないと、世界は暗くなる一方だ。

マーキュリス:インドンで開かれるG20会議に、プーチンも習近平も参加しない。理由は2つ。バイデン大統領と会いたくない。2)G20にはおもきをおかず、BRICS+を重視する。BRICS+の本部はインドに設置される模様だ。

ドラゴ・ボスニック(地政学・軍事アナリスト);定期的に世界最強の軍事力指数を発表している『グローバル・ファイアパワー』の2023年ランキングによれば、ロシアはアメリカのすぐ後ろにいる。彼らの計算式は通常の軍事力のみを計算しており、大量破壊兵器(WMD)は考慮されていない。アメリカのパワー指数は0.0712、ロシアは0.0714、中国は0.0722である。彼らの計算式によれば、数字が小さいほどその国の力が強いということになる。0.1以下の国はアメリカ、ロシア、中国だけである。他の追随を許さない再軍備計画、ウクライナでの実績を考慮すると、ロシアの対NATOの戦力見通しはロシアが圧倒的に有利だ。このことは、モスクワの核兵器や戦略的通常攻撃の能力を考慮するまでもない。

大地舜:欧米の帝国主義と植民地主義が終わりを迎える。BRICS+と上海協力機構が、欧米諸国を圧倒することになる。そうなると多極化支配になり、国際法が蘇る。戦争も経済制裁もなくなり、話し合いの世界になり平和な世界が訪れる。

 

2023年8月31日 (木)

タッカー・カールソンのハンガリー首相インタビュー。8月31日

ミリタリーサマリー:ラボチナ村での激戦はまだ続いている。南部をロシアが占領し、ウクライナ軍の攻撃は停止している。ロシア軍は北部を猛爆撃している。ウクライナ軍は方向を変えて東部を目指して、ある程度の成功を収めている。

The Duran:バイデン大統領の弾劾諮問が始まりそうだ。ウクライナでの汚職容疑だが、証拠はたくさん出てきた。重要人物の証言も揃っている。秋には世論に押されて弾劾諮問が始まるだろう。3年前から騒がれているが、バイデン大統領の弾劾が遅れている理由の一つは共和党の幹部が、バイデンを弾劾をしたくないことにある。議長のマッカーシなどはバイデンの古くからの友人で、反トランプ派で、ウクライナ戦争推進派で、2014年のウクライナにおける民主政権打倒の賛成派だ。ウクライナ戦争は米国の衰退をもたらしている。

タッカー・カールソンのハンガリー首相インタビュー:

カールソン:ウクライナ戦争だが、欧米ではウクライナが勝っているというがどう思うか? オバーン首相:それは嘘だ。ウクライナは負けている。あまりにも多くの兵士が殺されている。カールソン:プーチンが殺されたらどうなるか? オバーン首相:悪夢だ。ロシアが混乱すると世界が混乱する。ロシアには国をまとめる強いリーダーが必要だ。プーチンという強いリーダーが出てきてヨーロッパ人は安心した。NATO兵士がウクライナの土地に足を踏み込んだら、第三次世界大戦が始まる。気をつけるべきだ。ウクライナ戦争に平和をもたらせるのは米国の大統領だけだ。トランプ政権が誕生して欲しいものだ。カールソン:あなたは欧米首脳から嫌われるのはなぜか? オバーン首相:私やハンガリー人にとって大事なのは、信仰や国家や家族だ。信仰、国家、家族の次が個人の「エゴ」で、個人は最後に来る。ところが欧米諸国では「エゴ」ばかり大事にされる。それが大きな違いだ。ハンガリーは保守的で伝統を大事にする民族だ。欧米のインテリによるリベラル思想は、昔は「自由を求める」イデオロギーだった。だが今は「反自由主義」で「覇権主義」のイデオロギーになっている。カールソン:あなたは米国政権から嫌われている。怖くはないか? オバーン首相:米国政権と米国民は違う意見を持っているはずだ。トランプ政権の時は友好的だった。カールソン:プーチンの友人で傀儡政権だと言われることがあるがどう思うか? オバーン首相:プーチンに初めて首相としてあった時、過去の不幸な歴史を乗り越えようと話した。ハンガリーはロシアから独立したので、戦いの不幸な歴史がある。ハンガリー人の首相が、ロシアの傀儡になるのは不可能だ。

大地舜:ハンガリーには古き良きヨーロッパが残っているようだ。

2023年8月30日 (水)

ラバチナ村の攻防は終わった。ウクライナ軍は攻撃をやめた。8月30日

ミリタリーサマリー:ラバチナ村の攻防は終わった。ウクライナ軍は攻撃をやめた。ロシアの要塞が強固で、ウクライナ軍の能力ではこれ以上攻めることができないことがわかった。ウクライナ軍は方向を変えて南ではなく東に攻め込もうとしている。その他の戦線では激戦が続いているが、ビデオを見る限り、大きな変化はない。ウクライナは20万人プラス30万人の兵士を徴集する。ロシアも兵士を招集することになるだろう。

The Duran:ドイツのビルド紙によると、マクロン大統領と、シュルツ首相が電話会談した。二人はプーチンに電話した時の話をしたが、二人とも驚いたのは、「プーチンが経済制裁のことを、まったく話題にしなかったことだった」という。二人はプーチンが「経済制裁をやめてくれと懇願する」と思っていたそうだ。現在のプーチンは欧米の首脳からの電話は取り上げないことにしている。話しても無駄だと考えている。バイデンからの電話も、マクロン、タスク、ショルツが電話しても、電話に出ない。一方、インドの首相とは長電話し、9月にはトルコの大統領とモスクワで会談し、10月には中国の習近平と会談する。欧米の経済制裁は全く効果がなく、ロシアの経済成長は見事。ロシアは欧米エリート層を信用していない。ミンスク合意は「ウクライナの軍隊を強化するための時間稼ぎだった」と明言するドイツやフランスの首脳と話しても無駄だというわけだ。欧米の支配者層は、皇帝のように振る舞っているが、裸の王様だ。EU政府はウクライナ支援をする資金がなく、EU諸国から87ビリオンユーロを徴集する。これにオランダとドイツが抵抗しているが、EU政府や米国政権の言いなりになるのがシュルツ首相だ。これからはG20の力が衰えてBRICS+の影響力が強くなるだろう。

大地舜:A.ティアニ将軍が率いるニジェールのCNSP軍事政権は 米国の国務省の支援を受けているそうだ。フランス大使 シルヴァン・イッテは48時間以内にニジェールを離れるよう勧告されたが 、この決定はCNSP軍事政権 が米国務省と協議した上だという。ニジェールのクーデターがワシントンの了解のもとに行われたならば、フランスと米国の覇権争いが起こっていることになる。米国のネオコンたちは西アフリカにおけるフランスの影響力を排除したいらしい。ニジェールはフランスの植民地から米国の植民地になるだけなのだろうか?

 

2023年8月29日 (火)

ウクライナ軍の攻撃は10月に入ると雨のためにできなくなる。8月29日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍の攻撃は10月に入ると雨のためにできなくなる。塹壕の中も水で溢れてしまう。ラボティノ村の攻防は激しいが、どうなるか不明。ドンバス中部も北部もロシア軍が優勢。

The Duran:ゼレンスキーがウクライナのTVでインタビューに答えた。ウクライナ軍の反転攻勢については、あまり語らなかった。戦争は長期になると語った。イスラエルのように生き残るという。これから工場でドローンなどを大量生産するというが、これはファンタジーに過ぎない。今後欧米からの支援が減るので自力で戦うという。20万から30万人を兵士として動員する計画。ゼレンスキーの語ったことは、1944年のヒトラーの演説と同じ。ヒトラーも工場力や兵員を倍増して、戦争に勝つと言っていた。ラボティノ村の攻防は北側はウクライナ軍が占領し、中央部はグレー、南部はロシア軍が占拠している。欧州のリーダーはウクライナの敗北に備え始めた。ウクライナの支援を強調していた利口な政治家は退任し始めた。欧州のリーダーは米国の大統領選挙で共和党が勝利して、ウクライナへの支援が終わることを期待している。そうすればウクライナ支援政策が失敗したことを米国のせいにできる。

大地舜:今日ようやくYouTubeにアップできる。

 

2023年8月28日 (月)

ウクライナは欧米に操られて、欧米のために戦争をしている。8月28日

ミリタリーサマリー:ブラッドリースクエアでウクライナ軍が猛攻撃。左右を守り中央突破を図り、占領地域を広げている。だが兵士と兵器の損傷は甚大だ。ロシアはこの地域を攻めさせようと、最初から落とし穴にしていた可能性が高い。ロシア軍はウクライナ軍の後方を襲い、包囲作戦に出るだろう。

The Duran:英国のマスメディアがウクライナ軍の敗北を認め始めた。テレグラフ紙も「ウクライナは兵士不足になっている」と表明。ウクライナ政権は欧米の傀儡政権で、欧米の指揮のもとに戦ってるが、ウクライナの軍部と意見が合わないことが多い。欧米はウクライナの人々がいくら死のうと気にしていない。ウクライナは欧米に操られて、欧米のために戦争をしている。英国や米国の戦闘目的は、ロシアの弱体化であり、クリミヤ半島に軍港を持って、黒海の支配をすることだ。それは昔からの思惑で、黒海を支配したら、ロシアの首根っこを押さえることができる。ロシアの船は黒海を通って、海外に輸出輸入しているからだ。ゼレンスキーは100万人の兵士を招集したいようだが、国民からは反対が起こるだろう。ウクライナ人はメディアに洗脳されて、戦争に勝っていると思い込んでいるが、100万人の招集があれば、敗戦していることがバレてしまう。

大地舜:和平を実現するには、ロシアの三つの条件を認めなければならない。「欧米の軍事支援の停止」「欧米の軍人たちの出国」「ウクライナの中立化と非同盟」。つまりNATO加盟などは論外だ。

2023年8月27日 (日)

BRIBS+は欧米の新植民地主義、新帝国主義に反対を表明している。8月27日

ミリタリーサマリー:ウクライナの反転攻勢は5箇所で行われたが、今はブラッドリースクエア1ヶ所になった。ウクライナ軍はこの場所で猛攻撃をしているが、ロシア軍も盛り返している。あと20日程度でウクライナ軍の攻勢は終わるのではないだろうか。

The Duran:BRICSに6カ国が加わることになった。資源豊かな国ばかりだ。特にサウジアラビア、イラン、アラブ首長国連邦が加わったことが大きい。BRICS+は脱ドルを狙っている。また欧米の経済制裁に反対している。

Geopolitical Ecobomy Report:BRICSに6カ国が加わることになったが、アルゼンチンは加盟できないだろう。10月に大統領選挙があり、米国に支援されるファシズム政権が樹立される可能性が高いのだ。アルゼンチンはIMFに支配されており、国の財政が破綻している。BRICS+の拡大はペトロダラーにとっては打撃となる。BRIBS+は欧米の新植民地主義、新帝国主義に反対を表明している。世界の米ドル支配からも脱しようとしている。BRICS+はロシアからインドに達する交通網を建設する予定だ。欧米による世界支配を拒絶するグループだ。

大地舜:今世界で革命が起こっている。BRICS+と上海協力機構は、欧米の世界支配を覆す覚悟をしている。ようやく世界の多くの国々が欧米の偽善に気がついたのだ。日本は植民地主義と帝国主義を信奉する欧米の仲間になっている。G7の一員になれて喜んでいる。だが欧米は敗北の道を進んでいる。BRICS+と上海協力機構のメンバー諸国は、資源が豊かな国だ。資源が豊かでない日本は、BRICS+と上海協力機構諸国の仲間になるべきだ。それしか日本が生き残る道はない。



2023年8月26日 (土)

ロシアの「特別軍事作戦」の合法性。8月16日

ミリタリーサマリー:ザボロジア州のラボチナ村の争奪戦が激化している。ウクライナ軍が占拠しているが、ロシア軍も猛爆撃している。

マーキュリス:ドンバス北部の戦いでロシア軍が毎日500〜600メートル前進してしてクピアンスク市に近づいている。ラボチナ村はウクライナ軍が占拠した模様だが、ロシアが取り返すかもしれない。この村に到達するのにウクライナ軍は2ヶ月半以上もかかっている。

Washington Post:リー・ホックステーダー、ワシントン・ポスト編集委員会: 戦争によってNATOはどのように防衛態勢とドクトリンを見直すことになったのか?

イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長: ウクライナでの戦争はNATOを根本的に変えたが、戦争は2022年に始まったのではないことを忘れてはならない。戦争は2014年に始まった。それ以来、NATOは冷戦終結以来最大の集団防衛の強化を実施してきた。

Global Reserch:(By Prof. Michel Chossudovsky)

ワシントン・ポスト紙とのインタビューで、イェンス・ストルテンベルグ事務総長は "戦争は2014年に始まったと明確に認めた。ジェンス・ストルテンベルグの大胆な発言(メディアはほとんど報道していない)は、大西洋同盟に代わってパンドラの箱を開けてしまった。彼の発言は、ウクライナ戦争の始まりが、20142月にビクトリアのヌーランドがパイアット駐日米国大使と交わした「EUを愚弄する」電話会談によって確認された、米国がスポンサーとなったクーデターと一致していることを物語っている。

ロシアの「特別軍事作戦」の合法性

ストルテンベルグが確認したように、戦争が開始され、2014年から継続している以上、ロシアの「特別軍事作戦」を「不法な侵略」(国連憲章第24項による)に分類することはできない。国連憲章24項は、国連加盟国は次のことを慎まなければならないと定めている:  「いかなる国家の領土保全または政治的独立に対する武力による威嚇または武力の行使も」・・・。戦争が2014年に始まった以上、第24項はキエフのネオナチ政権にも、20142月の違法なクーデターの背後にいたアメリカ・北大西洋条約機構(NATO)にも適用される。このことが意味するのは、法的見地からすれば、米国が支援するネオナチ・キエフ政権に代わって、あるいは協調して、米北大西洋条約機構(US-NATO)がルハンスク共和国とドネスク共和国に対して事実上の非宣言戦争を始めたということである。

大地舜:ゼレンスキーが今年の5月16日にエジプトに5億円の別荘を購入した。以下はGlobal Reserchの情報。
エジプトの調査ジャーナリストの報告によると、ゼレンスキーはエジプトの「大富豪の街」としても知られるエル・グーナ地区に豪華な別荘を購入したことが判明した。ゼレンスキーがこの購入に欧米の資金を使い、NATO諸国から受け取った金額のかなりの部分を個人的な贅沢のために使っていたことを示す証拠がある。ゼレンスキーの別荘の隣には、「世界的に有名なハリウッド女優であるアンジェリーナ・ジョリーが所有する不動産」がある。このニュースは、ゼレンスキーの偽善と贅沢と個人的利益のあくなき追求について、長い間糾弾されてきたことを裏付けるものでしかない。



 

2023年8月25日 (金)

ウクライナの職業軍人のほとんどが疲労困憊しているか、負傷しているか、死亡している。8月25日

ミリタリーサマリー:ワーグナー軍団のブリゴジンが亡くなった。ロアアの英雄が亡くなった。ワグナー軍団はベラルーシを離れて、ドンバス南部に送られるが、私(DIMA)の予測では、新たなワグナー軍団の司令官として、スロビキン元空軍大将が指名されると思う。ワグナー軍団は攻撃部隊であり、今のロシアの防衛部隊とは異質で、重要な存在。ウクライナ軍は敗北しているが、ロシア軍も明確な勝利が必要。そのためにワグナー軍団が使われるだろう。ウクライナ軍がクリミア半島に短時間上陸したが、すぐに撃退され、船でオデッサに戻った、戻る途中にロシア軍の攻撃を受けて損害多大。

グローバル・リサーチ:(アハメド・アデル記)ウクライナ軍は多くの指揮官を失った、とドイツ陸軍のアンドレアス・マーロー中将がロイター通信に語った。このことは、ドイツがウクライナ軍を訓練しても、新しく訓練された新兵が、経験豊富な指導者を補強することはないため、戦場では何の違いも生まないことを示唆している。ウクライナの職業軍人のほとんどが疲労困憊しているか、負傷しているか、死亡しているというマーロー中将の暴露は、欧州議会の「ドイツのための選択肢(AfD)」党のグンナー・ベック議員が、自国のウクライナ政策を非難したときに飛び出した。新しい世論調査によると、新たな軍事援助に52%が反対している。ドイツ東部の住民の間では、賛成はわずか21%にとどまった。経済危機が深刻化する中、ドイツ政府の人気が失墜している。ドイツはもはやかつてのようなヨーロッパの経済大国ではない。その主な原因は、自虐的な反ロシア制裁であり、高騰した価格でエネルギーを輸入し、ロシア市場やビジネスから遮断されたことにある。さらに気がかりなのは、ドイツが制裁の維持を主張し、ロシア軍を覆すことができないと知りながら、ウクライナの一般人を中心に軍事訓練を続けていることだ。

大地舜:BRICSに6カ国が参加してBRICS+になった。素晴らしい展開だ。BRICS+は欧米の植民地主義・帝国主義と戦うサロンだ。日本の多くの人々は、今現在も世界が欧米の帝国主義と植民地主義の支配下にあることを知らない。10年前に日本の外務次官が引退するときに、「今の世界は欧米の帝国主義・植民地主義に支配されていることを、身に沁みて感じました」と感想を述べて、それが日本経済新聞に掲載されていた。その小さい記事の切り抜きも探せば出てくるかもしれないが、この外務次官の感想は真実を示している。

2023年8月24日 (木)

欧米はゼレンスキーを排除する考え。8月24日

ミリタリーサマリー:ワグナー軍団のブリゴージンが登場していたビジネスジェット機が撃墜された。レニングラードからモスクワに向かう途中だった。ウクライナにとっては喜ばしい日になった。ウクライナ政府はキエフ郊外に60万人も収容できる墓地の建設を急いでいる。ウクライナ戦争の戦死者のための墓地だ。ゼレンスキーは20万人の兵士を招集したが、ウクライナから逃げ出す人々が増えている。ロシア軍はドンバス北部で橋頭堡を拡大している、ブラッドリースクエアではウクライナ軍が、独立記念日に合わせて戦果を上げようと人海戦術を使って攻めている。

The Duran:欧米は来年3月までに停戦したいと考えている。停戦によって戦線を凍結したいのだ。バイデン政権は大統領選挙を控えており、米国民の多くは「これまで十分にウクライナを支援した」と考えている。ロシアはウクライナが中立化されないと停戦には応じない。したがって停戦は難しい。ドイツでは厭戦気分が広まっている。

大地舜:欧米はゼレンスキーを排除する考え。ゼレンスキーを排除するには現在のところ暗殺しか方法がない。欧米はロシアによって暗殺されたことにして、戦争をさらにエスカレートする考え。ビクトリア・ヌーランド国務副長官は「次の大統領は現キエフ市長のヴィタリ・クリチコがよい」と公言している。https://www.globalresearch.ca/leaked-documents-indicate-zelensky-replaced/5829825

2023年8月23日 (水)

米国がサウジアラビアのBRICS加盟に大反対。8月23日

ミリタリーサマリー:戦場では激戦が行われているが動きが鈍い。ロシアが祝日のためか? ウクライナの新型ドローンがロシア領の内部40キロまで侵入した。ロシア軍は対策を立てなくてはならない。

The Duran:米国がサウジアラビアのBRICS加盟に大反対している。バイデンは世界の多くの首脳に嫌われている。バイデンはサウジアラの支配者を嫌っているが、サウジアラビアが米国から離れるとペトロダラーが機能しなくなる。そこで様々な圧力をかけている。「サウジアラビが核武装することを許すからBRICSに入るな」という譲歩をすると、中東が大きく変わる。イランやトルコやエジプトも核保有をすることになるだろう。

Geopolitical Economy report:第15回目のBRICS会議が開かれる。議題はBEICSの拡大と、BRICS通貨の件だ。中国とロシアは加盟国を増やして、帝国主義者の集まりであるG7に対抗できる勢力にしたいと考えている。インドは非同盟主義で慎重だ。南アフリカもブラジルも拡大に賛成だが、欧米諸国からの圧力にさらされている。ブラジルは米国によって2回もクーデターを起こされて、民主主義で選ばれた政権が潰されているので、慎重だ。PRICSに加盟したい国は42カ国だが、すでに申請をしているのは22カ国。イランやインドネシアは大統領が会議に出席しており特に熱心。アルゼンチンやサウジアラビアも加盟を強く願っている。BRICS諸国のGDP総額はすでにG7諸国のGDPを超えている。

大地舜:西アフリカのニジェールのクーデターは成功した。ニジェールの若者は、フランスや欧米に扇動されている近隣諸国の介入に徹底的に戦うという意思表示をした。新政権である国土防衛国民評議会(CNSP)は西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)と協議して、3年後には民主主義に戻すと約束した。隣国マリやブルキナファソの暫定軍事政権は、ニジェールのCNSPとともに反帝国主義戦線を構築している。55カ国が加盟するアフリカ連合(AU)は814日の会議で、ECOWASによるニジェールへの軍事介入計画を拒否した。アフリカ連合による声明は次のようなもの。「NATOが支援するニジェールや西アフリカ地域の他の国々への介入に断固反対する。アフリカ諸国には自決権と主権がある。これらの権利を侵害する行為は、アフリカ大陸の内外で激しい抵抗にさらされるべきだ」。(https://www.globalresearch.ca/thousands-pledge-resist-imperialist-backed-intervention-niger/5829774?doing_wp_cron=1692754953.5717530250549316406250)世界中で欧米による植民地主義・帝国主義への抵抗が始まっている。G7に加わる日本は、残念ながら、帝国主義者・植民地主義者の仲間になってしまっている。

2023年8月22日 (火)

バイデンは影の支配者たちの操り人形。8月22日

ミリタリーサマリー:ロシアは様々な偽情報を流し始めた。これはどこから総攻撃を仕掛けるかを隠すためだろう。ウクライナ軍も最後の攻撃を始めた。欧米で訓練された最後の部隊も繰り出した。戦争が終わるかもしれない。ウクライナ軍はクラスター弾を味方に対して使っている。前線から撤退させないためだ。

マーキュリス:2万6000人の都市KUPIANSKがもうすぐ陥落する。郊外の部落は包囲され、映像を見るとKUPIANSK市の東部では銃撃戦の音が聞こえてくる。ウクライナ軍は街の真ん中を流れるオスコー川の橋を破壊した。ウクライナ軍は川の西側で防戦する体制だ。KUPIANSK市が陥落するとウクライナの精神的衝撃は大きい。

ダグラス・マクレガー:ウクライナ軍は40歳から60歳の年配者と15歳から17歳の少年兵が部隊の中心になっている。ロシア軍に一方的に負けており、人道問題になっている。バイデン政権はもっとウクライナ人に死んでもらいたいようだ。ウクライナ軍の士気は下がっている。ゼレンスキーがデンマークの広場で演説して「戦争は勝っている」と演説して、デンマーク人から大喝采を受けていた。まるでハリウッド映画で、全く作り物の幻想だ。F-16がデンマークから供給されるがF-16を使える滑走路はウクライナにはない。ほとんどのウクライナの滑走路は短かすぎる。ヨーロッパ人が現実に目覚めないと平和が来ない。だが、ヨーロッパの支配者層は国民の意思を無視して戦争を継続させるだろう。バイデンは影の支配者たちの操り人形。マスメディアも影の支配者たちに操られており、この戦争で大儲けする人々が多すぎる。ヨーロッパにこの戦争は必要ない。これから米国、ヨーロッパ、日本の経済崩壊が起こるだろう。

大地舜:ダグラス・マクレガーはウクライナ戦争の真実を、一番よく知っている人だ。軍人で、歴史学者で、東欧の専門家だ。この人の本「MARGIN OF VICTORY」を読んだが、敵にはしたくない優れた戦略家。

 

 

 

2023年8月21日 (月)

ゼレンスキーは英国のMI6の代理人。8月21日

ミリタリーサマリー:オランダがウクライナにF-16を46機提供する。デンマークも19機提供する。時期は2024年。その頃には米国の戦車も到着するが、戦場に大きな変化をもたらさないと思う。ウクライナ軍は自殺攻撃を続けている。ロシア軍はドンバス北部で前進中。

The Duran:NATOで訓練された最後のウクライナ部隊が戦場に投入された。2000人の部隊。欧米は様々な和平提案を示しているがいずれも非現実的。ロシアは強国になる一方で、ウクライナとNATOの敗北は決定している。ヨーロッパ諸国は不況に陥り、庶民は苦難の道を歩んでいるが、戦争を押し進めるヨーロッパの支配者層は、支配力を強めることができて、気にしていない。この支配者層は寄生虫なのだが、宿主を殺そうとしている。この支配者層はヨーロッパの民主主義を破壊しようとしている。ヨーロッパ人は奴隷にされることになる。ロシアはウクライナの中立化を求めており、それが含まれない和平案には意味がない。

スコット・リッター:ゼレンスキーは英国のMI6の代理人。ゼレンスキーのハンドラーはMI6のリチャード・モア。ゼレンスキーはフロリダ、イスラエル、イタリア、ロンドン、ジョージア、クリミアに豪華な家とアパートメントを所有。昔から汚職で腐敗しており、ケチで貪欲なことで有名。ゼレンスキーはウクライナの領土を欧米の企業に売り渡している。(「Agent Zelensky」 RUMBLE)。

マーキュリス:プーチンがグラシモフ参謀長に会いに行ったのは、ロシアの総攻撃の相談ではないだろうか。ドンバス北部のクピアンスク市の郊外の村も包囲されて、もうすぐ陥落する。ウクライナの反転攻勢は明らかに失敗した。ロシアは25万人の兵士がまだ戦闘に参加しておらず、待機中。今年は40万人の若者がロシア軍と新たに契約をした。彼らも訓練を受け終われば戦闘に参加することになる。ロシアがクリミアを併合する前に、米軍首脳部が、クリミア半島を視察して、ここにあるロシアの海軍基地を米軍基地にしたいと考えた。黒海を支配できるからだ。ウクライナ軍は敗北してウクライナ西部に押し込まれる。

大地舜:「Agent Zelensky」 RUMBLEはここで見れる。https://www.globalresearch.ca/agent-zelensky-ukraine-on-sale/5828625



 

2023年8月20日 (日)

バイデン政権は世界革命が起こっていることに、気づいていない。8月20日

ミリタリーサマリー:プーチンが戦争の司令部を訪問してグラシモフ参謀長や司令官たちと会談をした。これから何か大きなことが起こるのではないかと思う。ウクライナ北部チェネゴフの建物にロシアがスカンダール・ミサイルを打ち込んだ。ここで会議をしていたNATOの将校たち100名が死傷した。ウクライナはクリミア半島をドローン攻撃したが、成果なし。ヘルソンではウクライナ軍が惨敗して、西岸に戻った。ウクライナ軍の自殺攻撃は成果を上げていない。ドンバス北部のクーペンではウクライナ軍の火力部隊が全滅。これからロシア軍のさらなる進軍が始まる。

The Duran:BRICSの会議が南アフリカで開催されるが世界の60カ国が首脳を送り込む。モロッコがBRICSに加盟したいと表明したが、モロッコも米国から離れる決意をしたようだ。サウジアラビアも米国を捨ててBRICSに加盟しようとしている。これが実現するとペトロダラーによる米国の世界支配も終わりを迎えることになる。イランもBRICSに参加予定。BRICSの拡大についてはインドが慎重だったが、中国・ロシア・ブラジルは積極的。BRICS通貨も誕生するが、経済学者ケインズが推奨した世界の基軸通貨が実現することになる。インドと中国が国境問題を抱えているが、交渉で解決できそう。バイデン政権は世界で革命が起こっていることに、気づいていないような行動を続けている。BRICSはすでに重要な世界的な連盟になってきている。

大地舜:ダグラス・マクレガーが「シンガポールは孔子資本主義」だと表現している。これは面白い。シンガポールは法律の縛りがきついが、法律さえ守れば自由に金儲けをしても良い社会だという。「孔子資本主義」は日本も同じだ。マクレガーは中国も「孔子資本主義」を目指しているという。台湾も「孔子資本主義」なので、この「3カ国+」は同盟を結ぶべきだ。


2023年8月19日 (土)

欧米には、戦争を終結させる戦略がない。8月19日

ミリタリーサマリー:ブラッドリー・スクエアでは激戦が行われたがウクライ軍が苦戦。ウクライナの将校はともかく、兵士は自殺攻撃を嫌がっている。6月4日から2か月半経ったが、戦争はロシアが圧倒的に有利。クラスター爆弾もロシアはあまり使わないが、ウクライナ軍は大量に使っている。

The Duran:ウクライナには暗雲が垂れ込めている。NATOと米国にも暗雲が垂れ込めている。欧米には戦略がない。ネオコンのジョン・ボルトンは「第三次世界大戦も辞さずに、米軍がウクライナ戦争に参戦すべきだ」主張している。似たような主張はロンドン・タイムスにも掲載されている。欧米には、戦争を終結させる戦略がない。

Geopolitical Economy Report:中国商務省が世界貿易機構(WTO)に関する報告書を発表。内容は米国政府の偽善について語るもの。米国のバイデン政権が主張する「民主主義と権威主義の戦い」は、プロパガンダに過ぎない。欧米の指導者でも、これが嘘であると発言する人は多い。欧米は「法の支配」を求めるが、その真意は「米国のルール」を世界に押し付けること。WHOは欧米が作った組織で、様々な国際ルールを作った。だが現在、WHOのルールを一番破っているのは米国。それは中国商務省の作った報告書を読むとよくわかる。米国の支配者層は偽善者たちで二重基準を世界に押し付けている。米国政府は国連が作る国際法も無視する。世界の国際法を無視して、欧米の身勝手な「法の支配」を世界に押し付けようとしている。米国は世界中でクーデターを策謀している。政権の転覆を図っている。外国の選挙にも介入している。軍事侵略もしている。経済制裁も国際法違反だ。欧米先進国が豊かなのは、自由貿易の成果ではない。欧米の植民地主義、帝国主義を今も継続しており、略奪資本主義を実行しているために豊かなのだ。欧米には民主主義もない。何しろスーパーリッチたちが買収できる民主主義だ。欧米による世界の富の略奪システムは、欧米による世界の一極支配を終わらせないと、変わらない。

大地舜:8月24日はウクライナの独立記念日。この日を過ぎたらウクライナ軍の士気は衰えてくるのではないだろうか? 戦場はウクライナ兵の死体と、破壊された戦車でいっぱいだ。フランスのマクロン大統領は「ヨーロッパはロシアを必要とする」と発言した。ロシアもヨーロッパの一員になろうと努力してきた。だがヨーロッパから排除されたロシアは、ヨーロッパなしでも豊になれることを証明した。日本もアジアの一員になった超大国ロシアを歓迎するべきだ。

 

2023年8月18日 (金)

ヘルソン州東岸からはウクライナ軍が追放された。8月18日

ミリタリーサマリー:ヘルソン州東岸からはウクライナ軍が追放された。ダムが破壊されて湖の底が今や雑草に覆われ、軽い戦車も通行できそう。これでウクライナとロシアの戦線が広がったことになる。ブラッドリースクエアで大激戦があった。戦車隊同士の戦いもあった。双方多数の犠牲が出たが、ウクライナ軍が撃退された。ウクライナ軍の戦死者は毎日千人はいる。ウクライナ北部でロシア軍が侵攻を始めている。まだ偵察隊が入っている段階だが、本格的攻撃に出る可能性がある。ゼレンスキーは10万人の兵士を召集しているが期間を90日延長。この戦争でどちらが勝つかは明言できなが、ウクライナの人的損失が莫大なのことだけは確か。

The Duran:ニジェールのクーデターの支持は国内で73%と高い。軍事介入をすると言っていたECOWAS同盟国は内部で分裂している。ナイジェリアやガーナでは介入反対の意見が強くなっている。EU、フランス、米国が露骨にECOWAS同盟国をプッシュして軍事介入させようとしているが、それがアフリカ諸国の反発を引き起こしている。「欧米の植民地政策の汚い仕事を、何んでアフリカ諸国がしなくてはならないの?」かと言うわけ。

ダグラス・マクレガー:ウクライナ戦争で軍需産業も米国議員も大儲け。戦争で儲かりすぎるのが問題。

スコット・リッター:米国はニジェール問題でジレンマに陥っている。クーデターで民主主義政権が打倒されたと認めると、米国は国内法の関係でニジェールにある二つの軍事基地を捨てなければならない。新ニジェール政権の中には米軍に訓練された軍人が五人いるが、ヌーランドの説得には応じていない。クーデタの結果を変えることはできないようだ。

セイモア・ハーシュ:サウジアラビアでの和平会議はサリバンが企画したものだが、大失敗した。ビクトリア・ヌーランドのニジェール訪問も成果がなかった。チアン将軍率いるニジェール新政権は国民から絶大な支持を受けている。長年にわたるフランスによる政治的・経済的支配に国民が拒否反応を示したのだ。ニジェールは、ナイジェリアのガスを西ヨーロッパに送るために建設中の、新しいサハラ砂漠横断パイプラインの通り道に直接面している。昨年9月、バルト海のノルド・ストリーム・パイプラインが破壊されたことで、ヨーロッパ経済にとって、このパイプラインの重要性が高まっている。

大地舜:世界的に「欧米の敗北」が始まっている。欧米はいまだに世界の植民地化政策を実践している。その偽善がようやく広く認識されはじめた。アフリカ諸国やBRICS諸国は目覚めている。日本は世界でも一番目覚めが遅れている国。





 

 

 

2023年8月17日 (木)

ウクライナ西部の人々は徴兵を拒止して政府と戦っている。8月17日

ミリタリーサマリー:ヘルソン州東岸へウクライナ軍が進出しよとしているが、うまくいっていない。ヘルソンの海側からウクライナ軍が上陸する可能性もある。その他の戦線ではロシア軍が優勢。

ダグラス・マクレガー:ウクライナはすでに負けている。戦死者も30〜35万人になる。負傷して戦線に復帰できない兵士も同じくらいの人数がいる。一方、ロシアの死者数は5万人程度。ロシアはNATOや米国との戦争を避けるために慎重に行動している。ウクライナ西部の人々は徴兵されることを拒止して政府と戦っている。海外に逃亡するウクライナの若者も多い。

大地舜:ウクライナ戦争は停滞してしまった。ロシアはウクライナ軍を確実に消耗させている。プーチンがいつどのように決着をつけるかは、欧米の出方次第にある。和平を達成するにはロシアの戦争目的を全てを受け入れることが必要だ。ウクライナの中立化。ネオナチ軍隊の撲滅、NATOに加盟しないこと、ロシア人を二流国民扱いしないことなど。

2023年8月16日 (水)

米国が日本に原爆を落としたのは、ソ連と冷戦を始めるためだった。8月16日

ミリタリーサマリー:ロシアのミサイル攻撃が激化。ウクライナ西部の3つの空軍基地が破壊された。ウクライナ軍は全く防御できなかった。ニプロの飛行場も破壊されたが、ウクライナの抵抗は見られなかった。ゼレンスキーが前線を視察。これはウクライナが最後の攻撃を仕掛けることを意味するかも。戦線は停滞しており、ロシアもウクライナも勝っているわけではない。ウクライナ軍のドローンが無くなったのか、映像が少ない。

Geopolitical Economy Report:米国の政府資料から明確なのは「米国が日本に原爆を落としたのは、ソ連と冷戦を始めるためだった」こと。日本は原爆を落とされて20万人の民間人が殺されたが、米国の目的は「日本を米国の植民地にして、ソ連の影響が及ばないようにすることだった」。米国のアイゼンハワー大統領は自伝で、日本に原爆を落とすことに反対していたと書いている。「理由はすでに日本は敗北を認めており、名誉ある降伏を求めていた」から。米国は日本の68都市を無差別攻撃して200万人の民間人を死傷した。これも戦争犯罪だったと言うのが米国政府の資料からわかる。米国の多くの専門家も、同じ意見。

ダグラス・マクレガー:米国の軍需産業は5社に集約されている。モノポリであり、利益率は高いが、戦時体制は取れない。ウクライナ西部にポーランドが進軍するかどうかが、大きな転換点になるが、ポーランドの国民は戦争に反対している。NATO諸国の民意は、ほとんどの国でロシアとの戦争には反対している。米国も兵隊をウクライナに送ることに国民は反対するだろう。だが、バイデン政権は何をするかわからない。

大地舜:日本人の中には、いまだに「米国が日本に原爆を落としたのは戦争を早く終わらせるためだった。日本のためになった」と考えている人がいる。これは戦後の米国による、日本人教育、プロパガンダが大成功していることを意味する。日本政府も無差別攻撃を指揮した米軍将軍に勲章を与えるなど、免罪符を与えている。

 

米国が日本に原爆を落としたのは、ソ連と冷戦を始めるためだった、8月16日

ミリタリーサマリー:ロシアのミサイル攻撃が激化。ウクライナ西部の3つの空軍基地が破壊された。ウクライナ軍は全く防御できなかった。ニプロの飛行場も破壊されたが、ウクライナの抵抗は見られなかった。ゼレンスキーが前線を視察。これはウクライナが最後の攻撃を仕掛けることを意味するかも。戦線は停滞しており、ロシアもウクライナも勝っているわけではない。ウクライナ軍のドローンが無くなったのか、映像が少ない。

Geopolitical Economy Report:米国の政府資料から明確なのは「米国が日本に原爆を落としたのは、ソ連と冷戦を始めるためだった」こと。日本は原爆を落とされて20万人の民間人が殺されたが、米国の目的は「日本を米国の植民地にして、ソ連の影響が及ばないようにすることだった」。米国のアイゼンハワー大統領は自伝で、日本に原爆を落とすことに反対していたと書いている。「理由はすでに日本は敗北を認めており、名誉ある降伏を求めていた」から。米国は日本の68都市を無差別攻撃して200万人の民間人を死傷した。これも戦争犯罪だったと言うのが米国政府の資料からわかる。米国の多くの専門家も、同じ意見。

ダグラス・マクレガー:米国の軍需産業は5社に集約されている。モノポリであり、利益率は高いが、戦時体制は取れない。ウクライナ西部にポーランドが進軍するかどうかが、大きな転換点になるが、ポーランドの国民は戦争に反対している。NATO諸国の民意は、ほとんどの国でロシアとの戦争には反対している。米国も兵隊をウクライナに送ることに国民は反対するだろう。だが、バイデン政権は何をするかわからない。

大地舜:日本人の中には、いまだに「米国が日本に原爆を落としたのは戦争を早く終わらせるためだった。日本のためになった」と考えている人がいる。これは戦後の米国による、日本人教育、プロパガンダが大成功していることを意味する。日本政府も無差別攻撃を指揮した米軍将軍に勲章を与えるなど、免罪符を与えている。

 

2023年8月15日 (火)

世界から言論の自由が消えている。8月15日

ミリタリーサマリー:ロシアがオデッサに激しいミサイル攻撃をした。ウクライナも必死に応戦。何か大事なものがオデッサに隠匿されているに違いない。水上ドローンかもしれない。その他の戦線に変化なし。

The Duran(3者対談):Thirrry Baudet(オランダ国会議員)=世界から言論の自由が消えている。全て一つの物語しか許されない世の中になった。それ以外のことを言うと、反社会的だとされる。コロナ騒動でもウクライナ戦争でも一つの考えを強要されている。John Laughland(英国のジャーナリスト)=欧米社会が病的な全体主義の世界になってきている。事実よりも物語が大事にされる。討論ができない世の中になっている。専門家が全て正しいと強要される非科学的な世界になってきた。科学の基礎は議論にある。マーキュリス=誰もが同じことを言う社会の裏には陰謀があると見て良い。人間にとって異論があるのが当たり前だが、それが許されない世界は陰謀に満ちている。欧米メディアは真実を語らない。労働者階級から力が奪われる社会。John Laughland=プーチンが欧米で嫌われるのはロシア国民から尊敬されており、あまりにも男っぽいから。Thirrry Baudet=みんなで「グローバリストに反対する」会議を開催しよう。

ダグラス・マクレガー:ロシア軍はこれまでに5万人のウクライナ投降兵を解放している。それも、投降した現場で武器を取り上げ「国に帰れ」と言って解放している。こういう事実を欧米メディアは報道しない。ロシアはウクライナと戦争をしたくないという意思を、このような形で表明している。

大地舜:日本の社会も欧米と一緒で、議論が許されない世界になっている。日本も全体主義社会だ。特に日本のマスメディアは、ファシズムになっている。「グローバリストに反対する」会議に参加しよう!

2023年8月14日 (月)

ウクライナ戦争関連の日本の専門家たちのレベルは低すぎる。8月14日

ミリタリーサマリー:米軍のグローバルホークが黒海を飛ぶのは、クリミヤ橋の破壊工作の一つ。そのためロシアはグローバルホークが飛行している間は、橋の通行を禁止するようになった。橋を通る車からシグナルがグローバルホークに送られ、ミサイルとかドローンがそのシグナル目指して飛んでくるからだ。ロシア海軍が黒海で輸送船を止めて、内部をチェック。ウクライナ向けの兵器は発見されなかった。ヘルソンもドンバス北部も戦争は停滞。バフムートの南でロシア軍が優勢。トルコの情報だが、昨日、キエフ空港近くに設置されたパトリオット・ミサイル・システムがロシアのミサイルによって破壊された。

The Duran:中国の輸出入が不振。世界経済は本格的な不況に向かっている。ロシアと中国の経済は相互補完性が高く、貿易額が急上昇。

ダグラス・マクレガー:ロシアの軍隊は120万人の規模になってきた。ソロスやシュワブなどのグローバリストは、ロシアの文化を破壊して資源を奪うという計画を明言してきている。米国を除くNATOの戦車保有台数は600台。これではロシアに太刀打ちできない。衛星画像からわかるが、ウクライナ軍の死者数は尋常ではない。死者を収容することもできないでいる。投降者数も激増。部隊ごと投降している。賢いロシアは投降者を丁重に扱っている。戦う意味を失ったウクライナ軍は崩壊している。外人部隊もほとんどがウクライナから去った。残っているのは数千人のポーランド人部隊だけ。

大地舜:ウクライナ戦争関連でテレビに出ている日本の専門家たちのレベルは低すぎる。「なぜ、米国は長距離ミサイルやF-16戦闘機をもっと早くからウクライナに提供しないのでしょうか?」と問われて、三人いた専門家は三人とも「謎です」という。笑ってしまう。米国の戦争目的を知れば答えは簡単。オースチン長官は「ロシアの弱体化」が目的と言い、バイデン大統領は「プーチン政権打倒」が戦争目的だという。そうならば、核戦争につながる武器の提供をするわけがない。戦争目的から外れるからだ。米国はウクライナとドイツを弱体化できただけで満足なのだ。「ロシアの弱体化」には大失敗しているが、それはロシア政権が賢いため。ロシアは防衛的な攻撃しかしていない。これを日本の専門家たちはロシアの弱さだと勘違いしている。ロシアの戦争目的は、ウクライナの中立化とロシア系ウクライナ人の保護であり、核戦争もNATOとの戦争も望んでいない。だから自制しながら特別軍事行動を続けているのだ。「ロシアの弱体化」に失敗した欧米支配者層は早く戦争を停止したいと考えている。何のメリットも無くなってきているからだ。ウクライナ戦争から名誉ある撤退を望んでいるが、それができなくて困っているのが欧米の支配者層たち。

2023年8月13日 (日)

ポーランド軍がウクライナ西部に侵入すると、核戦争が起こる? 8月13日

ミリタリー・サマリー:ウクライナはドローンとミサイルでクリミア橋を攻撃したが、失敗した。前線ではウクライナ軍が自殺攻撃を仕掛けているが成果は乏しい。ドンバス北部ではロシア軍が優勢。

The Duran:EU諸国はウクライナから穀物が入ってこなくて困っている。ヨーロッパのインフレが上昇するため。主に家畜の食物だが、ヨーロッパ諸国にとっては重大な問題。ウクライナの穀物のほとんどがヨーロッパに流れていたというロシアの主張は、嘘ではなかったようだ。ひまわり油もヨーロッパにとって大事だがこれも入ってこなくてヨーロッパ諸国の庶民に影響を与えている。トルコはウクライナから穀物を輸入して、それをヨーロッパに売っているので、穀物の禁輸はマイナスになる。そこでトルコの大統領はプーチンと会いたがっている。だが国連総長やトルコ外相が言っているように、欧米はロシアとの約束を守っていないので、プーチンは穀物の禁輸を続けるだろう。ポーランド軍がウクライナ西部に侵入すると、核戦争が起こるかもしれない。ショイグ国防大臣はポーランドの動きが危険だと警告している。だがマーキュリスはドイツなどがロシアとNATOの全面戦争を避けたいので、ポーランドの参戦を停止させると見ている。ポーランド国民も「ウクライナ戦争への参加には強く反対している」。10月にポーランドで選挙がある。

マーキュリス:ロシアが使用している弾薬の3分の2がクラスター爆弾になった。ウクライナの反転攻勢の終わりが近づいている。ロシアはドンバス北部の重要都市クピアンスクを攻略する。

Geopolitical Economy Report:米国がサウジアラビアに2つの圧力をかけている。一つはイスラエルという国の承認。もう一つはペトロダラーの維持。昨年12月に習近平がアラブ連合の会議に出て、中東の石油を人民元で購入すると発表。一部ですでに人民元で購入されているが、まだ全面的ではない。イスラエルは帝国主義国家で、パレスチナを植民地化して、パレスチナ人を迫害している。アムスティー・インターナショナルも「人類に対する犯罪」としてイスラエルを糾弾している。サウジアラビアも簡単にはパレスチナ人を裏切ることはしないだろう。サウジアラビアの大蔵大臣はペトロダラーの廃止を検討中としている。ペトロダラーが廃止されれば、欧米の帝国主義が機能しなくなる。米国は世界に800もの軍事基地を保つこともできなくなる。

大地舜:世界では革命が進行中。ペトロダラー帝国主義の終焉だ。中国・ロシア・サウジアラビア・グローバルサウスと欧米の冷戦が始まっている。私は中国・ロシア・サウジアラビア.グローバルサウスに勝って欲しい。欧米の優生学、傲慢さに基づく無慈悲な略奪経済、帝国主義、植民地主義を目的とする代理戦争を終わらせなくてはいけない。

2023年8月12日 (土)

代理戦争でウクライナは墓場と化した。8月12日

ミリタリーサマリー:ロシア軍のザボロージア市へのミサイル攻撃で、NATOの兵士たちが結集していたビルが破壊され、45名が死亡、70名が負傷した(トルコからの情報)。ロシア軍がドンバス5ヶ所で攻勢を開始した。ポーランド大統領が「ウクライナ戦争は欧米にとって割安な戦争だから、さらに続けるべきだ」と発言。割安な理由は死んでいるのはウクライナ人だけで、そこに米兵がいないから。

The Duran:トルコのアーディガン大統領がプーチンとの会談を望んでいる。ロシアは同意したが、それほど乗り気ではない。場所も未定。ロシアはトルコが約束を破って、アゾフ連隊の捕虜をウクライナに渡したことで怒っている。そこでガ天然ガスの供給先をトルコだけでなく、エジプトやイランにも広げようとしている。そうなるとトルコのヨーロッパに対するロシア製天然ガス販売の立場が弱くなる。トルコは欧米の要求に応じてロシアの好まない行動を色々取ったが、なんの成果も上げていない。トルコがEUに加盟することもないし、F-16戦闘機がトルコに提供されることもない。

ダグラス・マクレガー:アメリカとロシアの代理戦争に巻き込まれてウクライナは墓場と化した。ポーランドがウクライナ西部に軍事介入すると、ベラルーシとロシアが軍事的反応を起こす。ポーランドはウクライナと同じように墓場となる。今、ワシントンはモスクワを見誤っている。ワシントンの政治家層は、ロシアや東欧への真の理解もなく、ロシアは「核兵器を持つガソリンスタンドだ」という故ジョン・マケイン上院議員の考えを信奉している。

セイモア・ハーシュ:ブルームバーグによると「10年後のドイツが主要な工業国でいる」と考えているドイツの有権者は39%と少ない。パイプラインが破壊されたことが原因だが、ショルツ首相が、自国に対する暴力行為について沈黙を続けているのは不可解だ。最もシュルツは「ウクライナ戦争でNATOとアメリカを支援するか、国民とドイツの産業を守るか」という選択をしないで済んでいる。

マーキュリス:ドンバス北部でロシアが攻勢。ウクライナ軍の士気が落ちており、投降者が増えている。

大地舜:米国はいつ現実に目覚めるのだろうか? ロシアは「弱体化」するどころか、強国になる一方だ。

2023年8月11日 (金)

欧米帝国主義者による植民地政策が21世紀になっても行われている。8月11日

ミリタリーサマリー:ドンバス北部の住民が退避し始めた。ウクライナ軍はドンバス北部で増兵してロシア軍に対抗する予定。ロシア軍はドンバス北部に10万人の兵隊を配備しており攻勢に出る。ウクライナ軍の自殺j攻撃はただの時間稼ぎにしかならない。ウクライナ政権は16歳から18歳の若者の国外移動を禁止。ウクライナの16歳の若者が欧米ネオコンの政策のために死ぬことになる。

The Duran:サウジアラビアの会議は欧米の大敗北に終わった。ゼレンスキーの和平案は拒否された。ウクライナの味方は欧米諸国だけ。ウクライナ戦争をエスカレートしたいのも欧米だけ。

Geopolitical Economy Report:西アフリカの国ニジェールで、クーデターが起こったが、英国のエコノミスト誌によると、78%の国民が軍事政権の方針を支持。欧米の傀儡政権だった前政権を支持する人は12%。欧米が作ったナイジェリアやセネガルなどが作る団体ECOWASは、クーデターに反対して、ニジェールに軍事介入すると言っていたが、ナイジェリアの上院は否決。ニジェールの味方する国も多く、欧米が軍事介入するしか、クーデター政権を倒すことはできないようだ。ニジェールの新政権に対する国民の支持は高い。8月6日には政権を支持する大デモが国立競技場で行われた。ニジェールはこれまでフランスの植民地として搾取されてきている。石油も豊富にあり、ゴールドとウランが産出する豊かな国だが、全ての富はフランスに持ち去られて、ニジェールは世界最貧国の一つ。国民の識字率は50%以下。国民の半分が毎日2米ドル以下で生活をしている貧しい国。その全ての原因は欧米の植民地主義にある。べジューム傀儡政権は民主的に選ばれたことになっているが、国民の27%の支持しか受けていなかった。国民の半分は子ども。成人の73%は傀儡政権に反対だったが選挙に参加していない。民主主義的な選挙も、国民が参加していないのでは意味がない。

マーキュリス:ロシア軍がドンバス北部で攻勢。ウクライナの反転攻勢は不発。クピアンスク市はロシア軍が取り戻すようだ。

大地舜:ウクライナ戦争は停滞しており、ロシア軍の勝利が揺るがない中で、どのように戦争を終わらせるかが問題となっている。このブログも「ウクライナ情勢」を主に伝えてきたけれども、地政学の話をしていく。西アフリカの国ニジェールで起こっていることは、「欧米の敗北」の証拠。欧米帝国主義者による世界の植民地政策が21世紀になっても行われているが、中国やロシアやインドの力で覆され始めている。それが、西アフリカの国ニジェールで起こっていること。

2023年8月10日 (木)

ピヤンスク市は攻略される。8月10日

ミリタリーサマリー:ドンバス北部のくピヤンスク市をウクライナのシリスキー将軍が訪問。ロシア軍がピヤンスク市に迫っており、市民は街から撤退するとのこと。ピヤンスク市の近辺の戦いで、ウクライナ軍が進撃を拒否した。ピヤンスク市は攻略される。ヘルソン東岸でもウクライナ軍は撃退されたようだ。

The New Atlas:ウクライナがモスクワをドローン攻撃をしたり、クリミヤを攻撃をしているのは、軍事的に敗北した証拠。ウクライナ戦争に関する欧米の報道は、シリア内乱の時とおなじ。米国がスポンサーする代理戦争は、全て勝っているかのように報道するが、事実は逆。ロシアの兵器には欧米よりも優れたものがあることは2017年ごろから常識。

マーキュリス:欧米政府もマスメディアもウクライナの反転攻勢が失敗したことを認め始めた。CNNまで認めている。

大地舜:ウクライナ軍がすでに敗北していることは、昨年の9月にNATOの軍事アナリスト、ジャック・バウが明言している。彼の言ったことがようやく戦場でも明らかになってきた。欧米のプロパガンダが作った蜃気楼を信じている方は欧米でも日本でも多い。現実をみると、ウクライナ軍の崩壊が迫っている。

 

2023年8月 9日 (水)

ロシア軍が反転攻勢を始めている。8月9日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍がヘルソン州でリプロ川の東岸に橋頭堡を設置。だがいつまで維持できるかは疑問。ロシア軍はドンバス北部のクピアンスで前進中。ウクライナ軍の戦果はほぼない。戦線全域でロシア軍が優勢。

マーキュリス:ロシア軍が反転攻勢を始めている。ウクライナ軍の攻撃は全て撃退されている。ドイツがウクライナに500キロ飛ぶミサイルを提供するが、ゲームチェンジャーにはならないだろう。ドイツ政権は支持率が落ちている。ウクラナの元将軍が、8月末にはウクライナ軍の攻勢は終わりとなると予測。弾薬不足のため。米国はヘルソン州でリプロ川を渡って、攻撃するようにウクライナ軍に指示。この2ヶ月でウクライナ兵士が4万3000人も死亡したという情報が正確ならば、NATOの訓練した部隊の総数3万2000人を上回る。ビクトリア・ヌーランドがニジェールを訪問。米軍が武力侵攻すると伝えた模様。

大地舜:戦争とは悲劇。「軍隊対軍隊」の戦いが、いつの間にか「国民対国民」の戦いになって、いつまでも憎しみが残ってしまう。ダブラス・マクレガーが書いた「MARGIN OF VICTORY」を読んんでいるが、上海事変の戦記が含まれている。日本も過酷な攻撃をしたものだ。中国人兵士は20万人戦死、上海の民間人も30万〜40万人が戦闘に巻き込まれて死んだそうだ。日本人兵士も4万人戦死。日本の軍部は1000万人の中国人を殺したと言われているが(「オリバーストーンが語るもう一つのアメリカ史」)、戦後、蒋介石も毛沢東も日本に戦後賠償を要求しなかった。彼らは日本の政治首脳と軍部には罪があるが、日本の庶民も犠牲者だと見做したからだ。私たち日本人は中国人だけでなく、東南アジア諸国の人々が、いまだに日本軍の暴虐を忘れていないことを、知らなければいけない。先日、15人の若者とパーティーをした。ミャンマー、フィリピン、ベトナム、カンボジア、インドネシア、タイの学生たちだった。フィリピンと、ミャンマー、ベトナムの学生に囲まれて話していて、太平洋戦争が話題になった。私は無意識のうちに、彼らに頭を下げて「日本はアジアで酷いことをして、申し訳ありませんでした」と言ってしまった。若者たちは笑顔でびっくりしていた。

 

 

2023年8月 8日 (火)

サウジアラビアが和平提案。8月8日

ミリタリーサマリー:ドネツクでもバフムトでもウクライナ軍が敗退。ロシアは1ヶ月に1000台の戦車を製造している。続々と戦線に送られるビデオが出た。ロシアは人工衛星もどんどん打ち上げている。

The Duran:米国債が格下げされた。ヨーロッパはすでに不況だが、米国も後追いするだろう。

マーキュリス:3ヶ月目に入った反転攻勢は停滞している。ウクライナ軍は0.01%しか領土を獲得していないが、ドンバス北部ではそれ以上にロシア軍が橋頭堡を拡大している。英国とフランスのストームシャドー・ミサイルは生産が停止されているから、これ以上の供給はできない。F-16戦闘機を操縦できるウクライナ人パイロットは8人。これではどうにもならない。そもそも欧米の戦闘機は素晴らしい滑走路を必要とするが、ウクライナにはそのような滑走路が残っていない。ゼレンスキーは総動員令を発するという。最悪の提案だ。復興に必要な人材まで死んでしまう。総動員の理由は欧米が頼りにならないからだそう。ポーランドとの関係も批判合戦でギクシャクしている。ジェッダの会議でサウジアラビアが和平提案。現状維持で停戦するというもの。米国が企画したこの会議は、米国の手を離れて、ゼレンスキーの和平案は非現実的だと無視された。パキスタンでも10月の選挙を前にして政治的混乱が起こっている。西アフリカでも戦争が始まりそう。

大地舜:欧米支配者層のスーパーリッチたちは帝国主義を信奉している。世界中でクーデターを起こすのも、米国が世界を帝国的に一極支配して、富を貪るため。それを民主主義や人権のためだと、プロパガンダしている。

2023年8月 7日 (月)

ロシアは世界第5位の経済大国。8月7日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍がSUE24を6機を使ってクリミヤ半島の橋を攻撃、12発のミサイルのうち3弾が防空システムを潜り抜けて橋に命中。ウクライナ軍の空軍基地はすでに破壊されており、この6機はポーランドから飛ばされた疑いがある。ロシア軍はウクライナの血液センターを破壊。ウクライナ軍はドネツク市の民間人を標的にしてクラスター爆弾を使用。ロシア軍は軍事目的にしかクラスター弾を使用していない。サウジアラビアの会議ではウクライナの和平提案が非現実的だとして無視された。ニジェールでアフリカ諸国が欧米植民地主義者のために血を流すことはないと思われる。

The Duran:ウクライナによる反転攻勢は停滞したまま。第一要塞の前で食い止められている。ドローン攻撃は大した意味を持たない。この1年半、ウクライナ軍がロシア軍に勝ったことは一度もない。欧米は自らのプロパガンダを信じ込んでいる。ロシアにおけるアフリカ会議は大成功。ロシアはアフリカ大陸に帰ってきた。ロシアはアフリカ諸国の若者に高等教育を授ける方針。EU諸国のウクライナ支援への関心が薄れ始めている。

スコット・リッター:ベラルーシにいるワグナー軍団は8000人程度で、ポーランドの脅威になることはない。ワグナー軍団の仕事場はアフリカとなる。ウクライナ軍の反転攻勢は最初から「ミッションインポッシブル」。兵士の訓練不足で、弾薬も少なく、制空権もない。

マーキュリス:ウクライナ軍はバフムートでも苦戦。水上ドローン攻撃はルーマニアから行われた可能性がある。

大地舜:世界銀行の発表によると、購買力平価GDP(国内総生産)で、2022年、ロシアはドイツを追い抜いた。もうすぐ日本もロシアに追い抜かれる。現在の順位は中国、米国、インド、日本、ロシア、ドイツとなる。ロシアの経済力は強くなる一方。https://www.globalnote.jp/post-3386.html

2023年8月 6日 (日)

ミンクス合意と一緒で、ウクライナと欧米は平気で嘘をつく。8月6日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍が黒海でドローン攻撃、ロシアの民間の船を攻撃した。米国のグローバル・ホークが黒海で活躍している。ロシア軍はウクライナ全土にミサイル攻撃。ベラルーシからもウクライナ西部にミサイルが飛んでいる。ブラッドリースクエアでウクライナ軍が再び、猛攻を仕掛けたが、撃退された。

The Duran:二ジュールの情勢は危険に満ちている。フランスが空爆をするかもしれない。最もフランスは、アフリカの国に代理で攻撃させることを好むだろう。ニジュールの反乱兵士たちは欧米軍に訓練された人々。フランスの植民地主義がいまだに続いていることに腹を立てたことが原因。

マーキュリス:ウクライナのドローン攻撃はスケールも被害も小さく表面的。ロシアのミサイル攻撃とは比較にならない。昨年3月にキエフからロシア軍が撤退した理由が明らかになってきた。和平合意のドラフトにウクライナが署名するから、キエフから撤退してほしいとウクライナ側が要請。ロシアが要請に応じた途端に、ウクライナが合意を破棄した。ミンクス合意と一緒で、ウクライナと欧米は平気で嘘をつく。信頼を裏切る。これではロシアはウクライナも欧米も信用できないので、和平交渉には簡単には応じないだろう。ウクライナの攻撃は停滞しており、サウジアラビアの会議も意味がなくなった。ロシアの志願兵は今年だけで40万人になる。ロシア軍は強力になる一方だ。

大地舜:8月2日掲載のニューヨークタイムズ紙記事「西側諸国が訓練したウクライナ軍、戦闘でつまづく」によると、6月4日から始まったウクライナの攻撃は大失敗に終わっている。ウクライナ軍は地雷原の泥沼にはまり、ロシア軍から猛攻撃を受けた。その後「戦法を変えたが、それも効果がなく、再び欧米式に戦法を戻したが、失敗。バイデン政権が送った440億ドル相当の兵器も、数ヶ月にわたる訓練も効果がなかったとこの記事は認めている。

2023年8月 5日 (土)

経済大国ロシアと破綻国家ウクライナでは戦争にならない。8月5日

ミリタリーサマリー:2ヶ月経ったが、ウクライナの攻勢は失敗に終わっている。成果といえばクリミヤ橋の破壊だが、鉄道が無事なので意味がない。散発的な成功はあるが、達成したことは何もない。黒海を使っての武器の導入もできなくなったし、兵士と兵器の損失が莫大。ロシアのショイグ国防大臣は、この2ヶ月でウクライナ兵の死者数は4万3000人だと報告。戦闘機も26機失い、戦車も180台以上失っている。欧米とロシアという大国の間に挟まれたウクライナは崩壊している。一方、ロシアのGDP(国内総生産)はドイツを抜いて世界第5位になった。来年は日本も抜くだろう。経済大国ロシアと破綻国家ウクライナでは戦争にならない。戦場に大きな変化はない。ロシア軍がドンバス北部で橋頭堡を拡大しているだけ。

The Duran:サウジアラビアで行われるウクライナ平和サミットは失敗に終わる。メキシコ、中国は参加しないし、インドやサウジアラビアも、ウクライナと米国に「目を覚ませと」叱責するだけ。インドでは食糧インフレが高まっており、ロシアの助けを必要としている。米国とウクライナは反転攻勢で何もできていないという現実を見つめるべきだ。村落の争奪戦をしているが、それすらにも敗北している。米国政権は外交の素人ばかり。中国、インド、ロシアの首脳部は外交の達人たち。外交の目的は「勝つことではない」「いかに妥協点を見つけるか」なのだが、選挙キャンペーン・マネージャーのジェーク・サリバンは、そのことすらわかっていない。ブリンケン国務長官もビクトリア・ヌーランドも一緒。彼らは外交は「強制すること」だと思っている。

大地舜:ショイグ国防大臣の「ウクライナ兵の死者数2ヶ月で4万3000人」という数字は正確だと思う。ロシアはウクライナ軍の電話連絡を傍受して、情報を得ているから。日本のマスメディアによるウクライナ報道はお粗末で見るに耐えないが、それでもなるべく見るようにしている。まだウクライナ軍が勝つという元自衛官がいて呆れた。ウクライナがロシアに勝つためには第三次世界大戦が必要。

 

2023年8月 4日 (金)

フランスは二ジュールを植民地支配し、今でも搾取している。8月4日

ミリタリーサマリー:ウクライナ兵士のビデオで、司令官が嘆いているものがあった。最前線に送られてくる兵士が素人ばかりだという。それもキエフで上官に給料の一部を差し出さないものが、優先的に最前線に送られてくるという。このようなビデオを出す部隊は、その後すぐに投降することが多い。戦場は停滞している。ビデオを見ているとウクライナ軍のドローン攻撃も成功しているようだが、ドローンが小型で、破壊力が小さいようだ。

マーキュリス:戦場では大きな変化が見られない。西アフリカの二ジュールでは欧米人が退避を始めた。リビアの場合は、欧米人が退避した後、NATOが攻撃した。今回もそうなる可能性がある。フランスは二ジュールを植民地支配して、今でも搾取している。そのツケが回ってきた。ここで戦争が起こるとまた多くの難民がヨーロッパに入ってくることになる。インドの首相もBRICS会議に出席しない。9月にはインドでG20が開催されるがこの時にBRICSの会議が裏で行われるだろう。

大地舜:ダグラス・マクレガー元大佐が「幻想を捨てて、戦争を終わらせる」という論文を発表。注目を集めている。NATOもウクライナも米軍もロシア軍には勝てないので、幻想を捨てて、早くロシアと和平交渉を始めろという内容。ダグラス・マクレガーはドイツで博士号を取得した東欧専門家で米軍戦車部隊のトップだった。米国に和平の気がないと、ベトナム戦争の再来になりそうだ。

2023年8月 3日 (木)

バイデン政権はウクライナ戦争を継続する予定。8月3日

ミリタリーサマリー:3隻の船が黒海からウクライナの川をのぼって港に入ったが、ロシア軍は船への攻撃をしなかった。だが川の港はミサイル攻撃された。戦場は比較的静か。ロシアの祝日のせいか。ウクライナ軍はドローン攻撃を中心にしているが効果のほどは不明。

The Duran:ドイツが凍結していたロシアの資産を解凍して、ドイツが使うことにした。これは窃盗と同じこと。

マーキュリス:バイデン政権はウクライナ戦争を継続する予定だ。それにより今年の冬にはウクライナ軍がさらに弱体化する。来年の選挙のことを考えるとバイデン政権は、ウクライナ戦争で、今、負けるわけにはいかない。

大地舜:三人の70歳台の日本人男性たちとランチ。ウクライナ戦争に対する見方は、日本のマスメディアと全く一緒。ウクライナが負けることなど考えられないそうだ。ロシアがウクライナの領土を奪ったら、北海道もロシアに奪われると心配していた。

2023年8月 2日 (水)

ウクライナ軍は相変わらず自殺攻撃を続けている。8月2日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍は相変わらず自殺攻撃を続けている。だが前進できていない。

マーキュリス:ウクライナ軍の攻撃は停滞している。損害も甚大。ショイグ国防大臣によるとウクライナ軍の戦死者は7月だけで2万人。

大地舜:欧米のロシア「弱体化」の目的はロシアの豊かな資源の略奪。今も欧米の植民地主義化政策が続いている。欧米諸国は独立国を好まない。欲しいのは植民地と属国だけ。アフリカとロシアの首脳会議の内容をチェックしたが、アフリカ諸国の欧米植民地主義への不信感、憎しみは深く強い。

2023年8月 1日 (火)

ロシアのゲームチェンジャー兵器が増えている。8月1日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍の反転攻勢は、相変わらず前進していない。6月〜7月の2ヶ月で4万人から5万人の死者を出している。ロシア軍の兵器の近代化が進んでいる。バギーに戦車ミサイルを搭載して、高速で移動してウクライナ軍を攻撃している。一人乗りバギー。ヘリコプターが搭載しているミサイルも15キロ離れた距離から発射でるようになった。砲撃の能力も50キロ離れた場所から正確に打てるようになっている。誘導爆弾と同じようにロシア製のゲームチェンジャー兵器が増えている。この1年半で、欧米の兵器をたくさん確保して、研究が進んだ。6ヶ月後にはロシア兵器の変貌がさらに目覚ましくなると思う。

The Duran:トランプへの法的攻撃は政治的と見られて、トランプへの支持が高まっている。一方、バイデンは弾劾裁判にかけられる可能性がある。バイデン政権は選挙前に崩壊するのではないか?

マーキュリス:戦場からはニュースが少ない。ロシアの第一要塞までウクライナの戦車が1台到達したが、投降するためであったようだ。欧米ではロシアの第一要塞までウクライナ軍が到達したと騒いでいるが、間違い。ロシアはイロン・マスクのスターリンク衛星網を混乱させる方法を生み出した。ドンバス北部ではロシア軍が幅広く前進中。ウクライナ軍の攻撃は基本的に撃退されている。

大地舜:昨日、久しぶりにYouTubeに「ウクライナ、NATOの墓場 欧米の敗北」を掲載した。もっとペースをあげていかねば・・・

2023年7月31日 (月)

ウクライナ戦争は最終ステージに入った。7月31日

ミリタリーサマリー:雨が降っており、戦場報告も少なかった。ウクライナ軍はバフムートに戦力を集中している。ロシア軍はドンバス北部とウクライナ北部への攻撃を激化させている。

Thr Duran:ドイツ経済は苦境にある。工業力が落ちて輸出が減っている。欧米はロシアに政権交代を起こして、傀儡政権にして、ロシアの天然資源を奪う予定だった。安いエネルギーを確保する予定だった。それが失敗してどうしたら良いかわからないでいる。ウクライナ戦争をエスカレーションする他ないと考えている。ドイツの輸出が減って、EUの輸出も減った。EUも崩壊する間際にある。

マーキュリス:ウクライナは戦車415台を破壊された。

ダグラス・マクレガー:ウクライナ人は35万人も戦死した。怪我人の数は不明だが、ウクライナ中の病院が怪我人んでいっぱいだ。ウクライナ軍は崩壊している。ウクライナ戦争は最終ステージに入った。ロシア軍はクピアンスクやリマンに迫っており、ハルコフも包囲される。ホープレスな状態だ。戦争はほぼ終わっている。欧米首脳は戦争について嘘を言っているだけだ。米国人はウクライナがどこにあるかも知らないし、無関心だ。だから政府首脳が嘘を言っても罷り通る。ケンディ・ジュニアとトランプしか、今の米国を救えない。

大地舜:ダグラス・マクレガーは正しい。今、世界で一番、ウクライナ戦争を理解している人だ。

 

2023年7月30日 (日)

ウクライナ軍は総攻撃をかけたが敗退。7月30日

ミリタリーサマリー:ウクライナのストーム・シャドー・ミサイル11機がクリミアとヘルソン州の間にある橋を攻撃したが、すべて撃墜された。ウクライナ軍は大攻撃を仕掛けたが、いずれも敗退。スエーデンの最新鋭戦車CV90がロシア軍に捕獲された。これで、スエーデンの最新技術がロシアに流れることになった。ゼレンスキーがバフムートを訪問したが、ここがこれからのウクライナ軍の攻撃目標になる。ウクライナ軍の攻勢は失敗しており、ロシア軍の反撃の時期が来ている。雨が降って戦線は停滞しそう。

マーキュリス:ウクライナ軍は総攻撃をかけたが敗退した。多くの欧米製の戦車.装甲車が破壊された、ドンバス北部ではロシア軍が戦線を拡大し前進している。

大地舜:NATOウクライナ連合軍は敗北している。欧米のプロパガンダとは大違い。ブレジンスキーが予言したように、米国はロシアや中国と仲良くしないと衰退する。米国は国内経済の格差解消から始めなくてはならない。米国には民主主義がなくなっている。金持ち主体主義になっている。

2023年7月29日 (土)

ウクライナ軍の猛攻は失敗した。7月29日

ミリタリーサマリー:雨が降る季節になってきた。ウクライナ軍は本格的な反転攻勢を再開したが、損害が多く、今のところ前進は見られない。ビデオを見ると、たくさんのウクライナ軍の戦車が破壊されている。

マーキュリス:ウクライナ軍の猛攻は失敗した。6月4日の繰り返しになっている。この1ヶ月半のウクライナ側の死者数は3万人。ロシア側はその10%以下。ウクライナの戦車がたりないので、米国もエブラハム戦車の導入予定を繰り上げる。ロシア・アフリカ会議は大成功。欧米から会議に出席しないようにと、アフリカ諸国に強烈な圧力がかけられたが、十七人もの首脳が出席した。ロシアはアフリカ諸国の反植民地運動を支援する考えだ。

大地舜:アフリカ諸国はヨーロッパ諸国に植民地にされ、搾取されてきた。「ヨーロッパ諸国が、いかにアフリカを低開発にしたか」という本が、欧米で注目されている。「How Europe Underdeveloped AFRICA」by Walter Rodney.ロシアはソビエト時代からアフリカの味方だった。だから今でも欧米よりもロシアを支持する国が多い。

2023年7月28日 (金)

米国が超大国である時代は終わった。7月28日

ミリタリーサマリー:ウクライナはブラッドリースクエアで今日も総攻撃をしかけたが、再び大敗北。40台の戦車と装甲車が破壊され280名が死亡。ロシア軍はウクライナ全土に大ミサイル・ドローン攻撃。主な標的はウクライナ西部の空軍基地だった。

マーキュリス:ウクライナは再び南部で大攻撃をしたが、ロシアの反撃が成功している。バフムートでもウクライナが攻勢をかけているが、前進していない。ロシアは70〜80のミサイルで攻撃。ハイパーソニックのキンジャールミサイルも10機加わっていた、ウクライナ西部の2つの空軍基地が破壊され当分使えなくなった。ロシアの神風ドローンによる攻撃は有効。これまでの戦争には使われなかった戦術だ。

大地舜:ブレジンスキーが2016年に書いた最後の論文を読むと、米国が超大国である時代は終わったことを認識している。これからはロシアと中国と手を組まないと米国の時代が終わると予言している。バイデンとネオコン過激派は、ブレジンスキーの論文を読むべきだ。ブレジンスキーの論文はここで読める。https://www.the-american-interest.com/2016/04/17/toward-a-global-realignment/

 

2023年7月27日 (木)

世界の世論は欧米諸国と全く違う。7月27日

ミリタリーサマリー:ウクライナが全力投球で大攻撃を仕掛けたが大敗北。ロシア軍によって全て撃退された。6月4日以来、最大の攻撃。ウクライナ軍はブラッドリースクエアだけでも33台の装甲車を破壊されたが、そのうちの22台は戦車。ウクライナ軍は大損害を被ったが、利益はゼロ。ドンバス北部ではロシア軍が橋頭堡を拡大。

The Duran:キエフポスト紙によると、ウクライナ兵は100メートル進むごとに数百人死亡している。ニューヨークタイムズ紙によると、ウクライナ兵は老兵が多くなり、命令にも背くようになった。ウオールストリートジャーナル紙は「ウクライナは兵器と弾薬が不足しているが、精神力でロシアに打ち勝てる」という。欧米は自らのプロパガンダを盲信するために、このような失敗を犯しているのではないか? ウクライナはロシアのミサイル・ドローン攻撃を防ぐことができなくなった。EU首脳はラテンアメリカの首脳と会談したが、親米派のコロンビアを含む、すべての国々から批判された。世界の世論は欧米諸国と全く違うことをEU首脳も初めて悟ったようだ。ラテンアメリカ諸国からヨーロッパは文明国ではないと思われている。ヨーロッパ諸国の本音はロシアと戦争をしたくないことだ。なぜなら勝てないからだ。ウクライナ西部にポーランドが進駐するという話もあるが、ヨーロッパ諸国は反対するだろう。欧米は経済面でも軍事面でもロシアに敗北している。和平交渉はウクライナを中立化させない限り、はじまることもない。多くの面で勝利を収めているロシアは強気だ。

大地舜:ミリタリーサマリーの報告ではビデオがたくさん流される。ウクライナ軍とロシア軍のドローンが撮影した映像だ。これを毎日見ているが戦争の悲惨さが伝わってくる。燃え上がる戦車から逃げる兵士。ドローンで攻撃された建物から、兵士と犬が慌てふためいて逃げる映像。昨年の3月の和平交渉に応じなかった欧米諸国とゼレンスキーに腹が立つ。ウクライナは2014年から米国の傀儡政権が続いている。無責任なバイデン政権は「ウクライナ人殺し」を停止するべきだ。

2023年7月26日 (水)

ロシア議会が兵士50万人の動員を協議。7月26日

ミリタリーサマリー:ロシア議会が兵士50万人の動員を協議している。だがロシアの兵力は現在で十分。だとするとベラルーシに配備するのだろうか? ベラルーシ兵もすでにいるのでロシア兵20万人をベラルーシに送れば十分だ。残りはロシア国境に配備するのだろうか? ロシアは中国企業から兵士用の防護服を大量に購入。戦場では激闘が続いているが、地理的変化は少ない。

The Duran:(戦場ジャーナリストのパトリック・ランカスター、インタビュー)。パトリック・ランカスター:ロシア兵の士気は高く、勝利を信じており自信満々。原子力発電所をロシア側が爆破するというのは世界の注目を集めたいゼレンスキーのプロパガンダ。発電所の誰もがウクライナのプロパガンダだと思っている。ダムの破壊も現地の人々はウクライナ軍の仕業だと思っている。ロシア兵と将校たちのプーチン大統領への信頼度は非常に高い。ロシア兵はいつでも大攻勢に出られる状態で命令を待っている。ロシア軍の兵士と将校の関係は親密でリラックスしている。

大地舜:パトリック・ランカスターは「現場を見て語る人で、推察はしない」。パトリック・ランカスターはロシア側の戦場ジャーナリストで、「ウクライナ軍側で取材している戦場ジャーナリストの報告も聞かなければ真相は明瞭にはわからない」という意見。



 

 

2023年7月25日 (火)

ウクライナ軍はブラッドリースクエアで大敗北。7月25日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍はブラッドリースクエアで、6月4日以来最大の攻撃をした。結果は大敗北。空からの支援もないウクライナ軍は全くの自殺行為。多くの戦車やドローンなどの兵器が戦場に残されロシア軍に持ち去られた。ロシアの兵器生産能力が爆発的に増大している。8月の生産量は2019年の1年分に相当する。欧米の戦車やドローンを捕獲したロシアは、半年後にはさらに優れた兵器を製造するようになるだろう。ウクライナはNATOに見捨てられた。ウクライナの最南部の港がミサイルとドローンで攻撃されたが、国境を接しているNATO諸国は反応しなかった。ロシアはNATO軍を恐れていないが、NATOはロシアと戦う気がない。

大地舜:欧米がウクライナを見捨てたことは明らかだ。欧米はウクライナを猟犬のように扱っている。欧米エリート層は傲慢だ。

2023年7月24日 (月)

ドンバス北部でロシア軍が大進撃。7月24日

ミリタリーサマリー:ドンバス北部でロシア軍が大進撃。ドネツク州ではウクライナ軍が大敗北。ロシア軍はドローンとヘリコプターを使用してウクライナ軍の戦車や装甲車を大破壊。ウクライナ軍はロシア軍を見ることなく敗北。ベラルーシにいるワグナー軍団がポーランド国境に配置された。ポーランド軍はウクライナ西部に進駐する模様。

マーキュリス:ロシアがオデッサに5日連続でミサイル攻撃。オデッサへの侵攻もロシアの予定に入っているようだ。バフムートにおけるウクライナ軍の反転攻勢は失敗。ドンバス北部のリマン、クーペンではロシア軍が橋頭堡を拡大。ベラルーシのルカシェンコ大統領とプーチン大統領が会談。ルカシェンコによると、ポーランドはウクライナ西部だけでなくベラルーシ西部への侵攻を考えているという。プーチンは「あらゆる手段でポーランドのベラルーシへの侵略を防ぐ」と約束。ロシアの経済は急成長している。低空を飛ぶサテライトシステムも設置する。最先端半導体も開発中。

大地舜:ポーランドはウクライナ西部に進駐するが、ベラルーシ西部への侵略を始めたら核戦争となる。ポーランド人はもっと温厚な人々だと思っていた。ヨーロッパ人・欧米人は戦争が大好きだ。彼らに世界の運営を任せていたら、世界に平和はやってこない。日本政府は和平交渉への音頭を取るべきだ。欧米人に任せておいてはいけない。

 

2023年7月23日 (日)

ウクライナ兵の士気が落ち込んでいる。7月23日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍はストームシャドー・ミサイルでクリミア共和国の武器庫を2つ破壊した。オデッサ周辺は封鎖された。ドンバス北部でロシア軍が攻勢。ウクライナ軍は損害ばかり多く、前進ができていない。

The Duran:シリア軍が米国軍をシリア東部から追い出そうとしている。米国ネオコンは抵抗をしており、増兵する予定。

マーキュリス:ウクライナの敗北は決定的になっている。欧米の兵器は役に立たないこともはっきりしてきた。ロシアのミサイル攻撃は続いている。キエフポスト紙もウクライナ兵の士気が落ち込んでいると指摘。何のために無駄に死ななければならないか、と疑問に思っている。米国の覇権のために死ぬのか、というわけだ。ウクライナを絶賛していた英国の戦略評論家リチャード・ケンプも、兵力も兵器も劣勢だと悲観的になっている。ファイナンシャルタイムズ紙によると、米国のサリバン補佐官がF-16の投入は意味がないと主張。なぜならがロシアの防空システムが強力すぎるからだという。ポーランドは西部ウクライナに進駐する事を計画している。

大地舜:米国製の兵器は「張子の虎」であることがわかってきた。パトリオットは役に立たない。日本は大量に購入する約束をしているがキャンセルするべきだ。NATO首脳会議で分かったことはウクライナが欧米から見捨てられたこと。欧米が抱える問題はウクライナ戦争だけではないのだ。

2023年7月21日 (金)

欧米はプーチン暗殺を狙っている。7月21日

ミリタリーサマリー:ロシアのオデッサへのミサイル攻撃は精密で効果的だった。オデッサの港は封鎖された。ワグナー軍団はポーランドの国境に配置されると思われる。ウクライナのドンバス攻撃は停滞している。ウクライナ軍の弱体化が続いている。

The Duran:穀物合意停止により、ウクライナは輸出金額の6〜7割を失うことになる。ロシアは全てを緻密に計算している。お見事。国連総長やトルコの外相が認める通り、ウクライナとヨーロッパは再びロシアを裏切った。ミンクス合意と全く同じ。1年前のロシアには今回のようにオデッサの港を攻撃する力がなかった。当時はウクライナの防空システムが存在していたからだ。これでウクライナはクリミア橋へのドローン攻撃もできなくなる。ロシアは欧米の思考の10歩先を読んでいる。

マーキュリス:バフムートでウクライナ軍は再び敗退。軍事的意味もない戦いをウクライナ軍は続けている。クラスター弾はロシアの方が使い道がある。ウクライナ兵は装甲車なしで進軍してくるからだ。ミリー将軍は台湾用に使用しているホーク防空システムをウクライナに移動するという。1970年台の古いシステムで、役に立たないだろう。プーチンが南アフリカ共和国に行くのをやめたが、これは正しい判断。欧米はプーチン暗殺を狙っている。欧米は国際法を無視してボリビア大統領の飛行機を緊急着陸させたことがある。スノーデンが乗っていると思ったからだった。欧米は国際法に従わない。BRICSにはアルゼンチンとサウジアラビアが加盟するだろう。

大地舜:米国のバイデン大統領の再選はないと思う。誰が民主党候補となるのだろう。現副大統領しかいないだろう。彼女ならば操り人形として最適だ。もう一人の候補ロバート・F・ケネディJrは、子供の頃からカリスマ性と知性と胆力に優れており、ジョン・F・ケネディの再来と言われていた。ロバート・F・ケネディJrに期待する。

2023年7月20日 (木)

ウクライナの敗北が欧米社会で認識されるようになってきた。7月20日

ミリタリーサマリー:ロシアはオデッサ3方面に大規模なミサイル攻撃をしたが、ウクライナの防空システムは機能しなかった。ロシアはすべての攻撃目標を破壊した。オデッサ南部にはNATOのドーロン組み立て工場などがあるが攻撃された。次の2つの標的はオデッサ港とニコラエフ。オデッサの市民もたくさんビデオをインターネットに流している。ドンバスでの激闘は続いているがウクライナは前進できない。ロシアが初めてクラスター爆弾を効果的に使用。

マーキュリス:ウクライナの敗北が欧米社会で認識されるようになってきた。ロシアは連日ミサイル攻撃をしているが、昨夜のオデッサ攻撃は激しかった。前から十分に計画を立てていたのだろう。ウクライナの防空システムは全く機能しなかった。キエフの次にオデッサの空が守られていたはずなのだが・・・。ウクライナ政府から今年前半の貿易収支が発表されたが、赤字だった。ウクライナの輸出額の60%は農産物だが、今年は収穫すら得られないので、来年のウクライナ財政は悪化する一方。欧米の支援が止まったら数日で、経済破綻する。ロシア海軍が黒海の封鎖に乗り出した。EUとラテンアメリカが会議をしたが、ラテンアメリカはウクライナ戦争の原因はNATOだと主張。アルゼンチンはBRICSへの加盟を考え直すように要求されたが拒否。ウクライナも米国もウクライナの反転攻撃の失敗を認めている。だがその責任は、ウクライナにあるとミリー将軍はいい、ズルージニー将軍は米国が武器を支援しないからだと主張。

大地舜:1997年にブレジンスキーが書いた日本への提言は興味深い。「日本は極東におけるアメリカの不沈空母になってはならない。アジアでのアメリカの主要な軍事パートナーであってもならない。日本はアメリカのグローバルパートナーであっても、中国に対抗する同盟国ではない。日本が方向性を誤ると、アジア・太平洋地域でアメリカの役割は終わることになる」。2023年の現状では、米国のネオコン政権も、日本の岸田政権もマスメディアも、すべて日米を「中国に対抗する同盟国」にしようとしている。米国のアジア太平洋における役割が終わりに近づいているようだ。

2023年7月19日 (水)

ウクライナから農産物を輸出できなくなった。7月19日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍はクリミヤ半島に30機のドローンを飛ばして攻撃したが、全てが撃墜された。一方、ロシア軍はオデッサやニコリフの港にミサイル攻撃をした。これでウクライナから農産物を輸出できなくなった。保険を請け負う業者がいないからだ。ドンバスではロシア軍の方が優勢だ。

マーキュリス:ウクライナがクリミヤ橋を攻撃することに軍事的な意味がない。ロシアはすでにこの橋を使って兵器を送り込むことをやめている。民間専用にしている。

ジェフリー・サックス:私はポーランドの経済改革について助言した後、ゴルバチョフやエリツインに頼まれてロシア経済の資本主義化にも取り組んだ。だが当時のアメリカ政権は「ロシアの弱体化」にしか興味がなかった。米国首脳は世界の一極支配にしか興味がなかった。当時、私は若くて政治にうぶだった、何が起こっているのかわからなかった。当時も今もネオコン過激派たちが米国を支配している。それがウクライナ戦争の元凶だ。当時プーチンはまだ登場していなかったが、プーチンの本質は親欧米派だ。

大地舜:1997年にブレジンスキーが「フォーリンアフェアーズ」誌に面白い記事を書いている。タイトルは「ユーラシアの地政学」。ここで日本について多くを語っているが、「日本はアジア大陸の政治とは概ね無関係なのだ。日本がグローバルパワーになりたいならば、地域大国になりたいという野望を捨てなけれなばならない」と言っている。なかなか意味深な言葉だ。

2023年7月18日 (火)

ロシアがウクライナ穀物輸出合意から撤退したが、当然のこと。7月18日

ミリタリーサマリー:激戦が続くがウクライナ軍は前進していない。

マーキュリス:ドンバス北部でロシア軍が攻勢。

大地舜:ロシアがウクライナ穀物輸出合意から撤退したが、当然のこと。ウクライナ軍は黒海の安全通路を使ってクリミアのロシア軍港を攻撃しているし、国連が保証したロシア産穀物・肥料の輸出は欧米によって阻止されている。そもそも国連はウクライナの穀物をアフリカなどの発展途上国に運ぶと言っていたが、現実をみると90%がヨーロッパで消費されている。ヨーロッパ諸国のインフレを抑えるためだ。これは国連の約束と違う。さらにロシア農業銀行のSWIFTが停止されているのでロシアはドルによる取引ができない。そこでロシアは中国の国際金融システムを使い、ルーブルを使い、自国の保険で穀物と肥料をグローバルサウスに輸出している。国連に欧米諸国を説得する力がないならば、合意停止も当然。プーチンの意見では、「世界の穀物価格が高騰したのは、お金をいくらでも刷れる欧米諸国が、世界の穀物を買い占めたため」だそう。

2023年7月17日 (月)

ロシアは新しい軍隊を用意している。7月17日

ミリタリーサマリー:ロシアは新しい軍隊を用意している。ウクライナ北部から攻め入るのではないだろうか? ウクライナはクラスター爆弾を使い始めた。ロシアは使ったことがない。ロシアは国際的な場で抗議をするだろう。ロシアは新型ラセット・ドローンの大量生産を始めた。これは有能なドローンで戦場に大きな影響を与える。

The Duran:ロシア軍の反撃が始まっている。ウクライナは反転攻勢に失敗。ウクライナの経済は崩壊している。工業生産はなくなり、公務員の給与も欧米のお金で払われている。

マーキュリス:戦場は停滞している。ウクライナ軍のバフムート攻撃も撃退された。

大地舜:ウクライナは破綻国家。欧米に利用されているだけ。ウクライナ国民もすでに理解しているはずだ。政権の交代が必要。

2023年7月16日 (日)

ウクライナ軍に勝利の可能性はない。7月16日

ミリタリーサマリー:ドンバス全域で戦闘が行われているが、ドネツク州でもドンバス北部でもウクライナ軍は撃破されている。欧米がウクライナ軍に核兵器を渡したら、どこかに売られてしまう。それほどウクライナ政府幹部の汚職は激しい。ウクライナ軍に勝利の可能性はない。

The Duran:スエーデンがNATOに加盟するには遅れそう。トルコの大統領は複雑な交渉するが国際的に信用されていない。F-16がトルコに提供されることもない。IMFからの資金提供はありそうだ。

マーキュリス:ウクライナ戦争は停滞しており、ウクライナ軍は前進できていない。ワシントン・ポスト紙にズルージニー将軍のインタビューが掲載された。ズルージニーは欧米が兵器を提供しないことに怒っている。彼はモスクワ攻撃も辞さないという。核戦争になっても良いという。これでは欧米もうっかり最新兵器をウクライナに提供できない。ロシアの防空体制は堅固でF-16の活躍の可能性もない。F-16がウクライナに提供されることはなさそう。英国のベン・ウオーレス国防大臣が、9月で辞職する。「欧米はアマソンではない」とゼレンスキーに苦情を述べた人物。BRICSの会議にプーチンが招待されているが、行くかどうかはまだ疑問。欧米は暗殺を試みるかもしれない。ロシアと中国の貿易は急速に増大している。中国にとって世界で四番目の貿易相手国となった。

大地舜:ウクライナは第三次世界大戦を起こしたい。それしかロシアに勝つ方法がない。英米のネオコンもウクライナの政府首脳もよく似ている。欧米はウクライナを見捨てることになる。欧米はウクライナ人をロシア人と同じと思っている。

2023年7月15日 (土)

「世界の穀物価格の値上がりは、金持ち国が食糧を買い占めたため」7月15日

ミリタリーサマリー:ズルージニー将軍は反転攻勢はやめるべきだと再び主張。兵士と兵器の消耗が激しすぎるからだ。一方、ゼレンスキーは「今年の11月までに戦果を上げないと、欧米からの来年の支援が減少する」と主張。ウクライナは敗北しているがそれでも戦争を仕掛けなければならない状態。戦場は停滞しており、ウクライナ軍の前進は見られない。

The Duran:米国は三千人の軍事顧問団をポーランドに送り込む。アフガニスタン戦争の再現だ。アフガニスタン戦争から撤退する1ヶ月前まで、バイデン大統領は「勝っている。成功している」と言っていたが、あっという間に逃げ帰った。同じことが起こると思う。ロシアはウクライナの穀物輸出協定から撤退する。なぜなら欧米諸国は国連との約束を破って、ロシアの穀物と肥料の輸出を禁じているからだ。欧米はここでもロシアに嘘をついた。アフリカに行くはずだった穀物の90%以上が欧州に流れた。ロシアは直接アフリカに穀物を輸出できるようになったので、欧米の助けを必要としなくなっている。

マーキュリス:ウクライナはバフムート攻勢に失敗したので、クラマトークス市の郊外に塹壕を掘り始めた。ロシアはドンバス北部で勢いを増している。ウクライナがNATOに参加することを、ロシアは阻止する決意だ。そんなことは15年前からはっきりしているのに、欧米はウクライナに代理戦争をさせた。「世界の穀物価格が値上がりしたのは、金融緩和した世界の金持ち国が食糧を買い占めたため」だ、とプーチン大統領が指摘。これは正しい指摘だ。ワグナー軍団の指揮官たち35名とプーチンが会談。指揮官たちはロシア正規軍に参加することに同意したが、同席していたブリゴーンジンが反対した。結局はプーチンの意志が貫徹されることになる。バイデンがフィンランドで「ロシアが近く崩壊する」と宣言。これは「ミラープロパガンダ」に過ぎない。プーチンの話は聞くに値するが、バイデンの話は怪しげだ。

大地舜:「西洋の敗北」は10月に出版されることになり一安心。これからはもう少しYouTubeの回数を増やす考え。

2023年7月14日 (金)

NATO会議はウクライナにとって最悪だった。7月14日

ミリタリーサマリー:ドンバス北部ではロシア軍が攻勢を強めウクライナ軍の要塞を乗り越えている。ウクライナ軍の投降者が激増している。

マーキュリス:NATO会議はウクライナにとって最悪だった。2008年の招待よりも後退した。NATOはウクライナを招待せず、安全保障も逃げた。G7が安全保障をするというが、G7は政治経済の集団。バイデンは「感謝が足りない」とゼレンスキーに怒りを示した。ゼレンスキーもNATOの裏切りに怒り心頭に達した。欧米に言わせれば「NATOはAmazonではない。注文したからと言って、すぐに品物を届けられるわけではない」ということになる。米国のクラスター弾はすでにウクライナに到着。欧米には渡す兵器や弾薬が不足。ウクライナの反転攻勢は完全に失敗。バフムートでもウクライナ軍は敗北。現地を訪れたイタリアの新聞記者は、ウクライナは完敗しており、兵器と兵士の損失が莫大すぎるという記事を書いた。

大地舜:ウクライナは英米に騙された。ゼレンスキーは絶体絶命。中国を通して、ロシアに頭を下げに行くしかない。欧米はウクライナから手を引く。ロシアはウクライナの自滅を待っている。5年前にプーチンは「ウクライナ西部をロシアが統治するのは無理。ポーランドの方が向いている」と述べている。過去100年間にウクライナの国境線は数十回変更されているとのこと。極東に住む日本人には東欧の事情は分かりにくい。

2023年7月13日 (木)

NATOはタイタニック号。氷山はウクライナ。7月13日

ミリタリーサマリー:NATOサミットが終わった。内容はロシアが満足できる内容だった。ゼレンスキは不満そうだが演技かもしれない。裏取引がある可能性がある。ドンバス前線では相変わらずウクライナが攻撃するが全て撃退されている。ドンバス北部ではロシアが優勢。

マーキュリス:ウクライナにとっては最悪の日だった。戦場ではロシア軍に反撃され、ブラッドリー戦車も捕獲された。アブデイエフカでは包囲されそう。チェコの大統領が今年末までに戦争に決着がつかなければ、NATOのウクライナ支援は終わると発言。

ダグラス・マクレガー:NATOはタイタニック号。氷山はウクライナ。ロシアは120万人の兵士を準備している。プーチンはいつも世界に向けて語っている。中国やブラジルやインドの意向を取り入れて、慎重に支持を取り付けて動いている。一方、フランスと英国が長距離ミサイルをウクライナに提供するが、これは危険。ゼレンスキーがロシアに勝つには、米国の参戦が必要。ゼレンスキーは絶望しており、第三次世界大戦を引き起こしたいから、モスクワ攻撃もするだろう。ポーランドがウクライナ西部に部隊を進めると言っているが、これも危険な行動。核兵器を使うのは米国になるだろう。なぜなら負け戦だからだ。勝っているロシアは核兵器を必要としない。

大地舜:NATOサミットなどくだらない。NATOに早く沈没してほしい。ウクライナが中立国になれば、誰も損をしないのに、あくまでもNATOに入れると嘘をついてウクライナを騙し続けている。

2023年7月12日 (水)

米国もNATOもウクライナも絶望的な状況。7月12日

ミリタリーサマリー:ドンバス北部65キロにわたっって4箇所でロシア軍が5キロ前進。ウクライナ軍はバフムートなどで攻勢をかけているが死傷者と兵器の損害が莫大。ロシア国防省の報告によるとザポロジエ州における攻防2ヶ月ででウクライナ兵2万6000人が死亡、1200台の戦車が破損。ウクライナ軍は絶望的な状況。オデッサの港をロシア軍が攻撃。ウクライナの穀物輸出も止まる。ロシアの兵器や弾薬の生産は2倍。ものによっては17倍になっている。

The Duran:米国はウクライナに送る弾薬がなくなった。送る兵器も欠乏。米国もNATOもウクライナも絶望的な状況に追い込まれている。停戦しか道がないが、ネオコン過激派はもっと戦争をエスカレートする考え。クラスター爆弾を送るのは米国が絶望的になっており道義心を失っている証拠。ドイツ、イタリア、英国、スペインはクラスター弾使用に反対している。NATO軍をウクライナに進軍させれば、ロシア軍も本気になる。現在のロシア軍は特殊軍事行動をしており、本格的には戦っていない。NATOが参戦してロシア軍に潰されるとNATOの存在意味がなくなる。

ダグラス・マクレガー:米国もNATOもヨーロッパ諸国もウクライナも絶望的状況に追い込まれている。停戦交渉しかないが、バイデン政権はエスカレーションを望んでいる。ロシア軍は75万人体制だが、まだ本気で戦争をしていない。

大地舜:ウクライナが戦争ができるのは200日とウクライナ軍の幹部。200日過ぎると兵士も兵器も弾薬もなくなるという。すでに6月4日から40日が経っているから、ウクライナはあと160日の命。

2023年7月11日 (火)

ザボロジエ州はウクライナ軍の墓場。7月11日

ミリタリーサマリー:この24時間に出たビデオを分析すると、ウクライナ軍が完敗していることがわかる。特にザボロジエ州のブラッドリー・スクエアという激戦地はウクライナ軍の墓場となっている。ドンバス各地でロシア軍が優勢だ。

マーキュリス:ズルージニー将軍がゼレンスキーに攻撃をやめて防御を固めるべきだと再び進言。ウクライナ軍は火力が圧倒的に劣り、空軍力もない。これでは攻撃しても兵士と兵器の犠牲が増えるだけ。

The Duran:トルコの大統領は平気でロシアとの約束を破ってアゾフ連隊の英雄司令官たちをゼレンスキーに渡した。アードガン大統領らしい計算ずくの行動。

大地舜:昨夜は二十四人のパーティーを我が家で開催。大学生が二十一人で、日本人六人、ベトナム人七人、フィリピン人四人、あとマレーシア、ミャンマー、カンボジア、インドネシアから各一人。50年前から「アジアの若者よ団結せよ!」というスローガンを掲げて、若者交流に力を入れてきた。アングロサクソン支配の時代が終わり、アジアの時代が来ることに備えた試みだ。確実に理解の輪が広がっている。9月にはタイ王国とのアカペラ交流プログラムが決定したとのこと。

2023年7月10日 (月)

ウクライナは完敗。ロシアが反転攻勢? 7月10日

ミリタリーサマリー:ウクライナはドンバス各地で完敗している。このように経験不足な軍隊が相手ならロシア軍は反転攻撃を始めるのではないだろうか? ウクライナ軍の反転攻勢は終わっている。ドンバス各地でロシア軍が優勢になっている。

The Duran:英国保守党の国会議員TOBIASが英国はロシアに宣戦布告をするべきだという。だが英国には戦車が40台しかないし、空軍力も不十分。TOBIASは元軍人で、首相候補になったこともある。

マーキュリス:ロシアは今年の秋から冬にかけて再びウクライナのエネルギー網を破壊するのではないかと欧米の軍事戦略家が心配している。昨年は防空体制が残っていたが、今はないのでロシアが自由にエネルギー網を破壊できる。ウクライナは昨年10月にクリミア橋を爆破したことを初めて認めた。昨日もクリミア橋をミサイル攻撃したが、ロシアの防空システムによってミサイルが破壊された。ウクライナ軍の反転攻勢は全く効果を挙げていない。7月12日のNATO会議では何の成果も見せられない。

大地舜:トルコを含めたヨーロッパという地域は、戦乱の絶えない難しい地域だ。ヨーロッパが多極世界であった時代、彼らは戦争ばかりしていた。土地も貧しいし、略奪型文明の国々だ。トルコの古代遺跡を巡る一人旅をしたことがあるが、「トルコは戦士の国」という印象だった。欧米のルールなどは気にもしないし、ロシアは仇敵だ。ウクライナ戦争も私たちアジア人には理解できないことが多い。英国の国会議員は軍事力もないのにロシアと戦争をするべきだという。要するに米国に代理で戦争をしてもらう、という意味なのだろう。人を利用するのが上手なずる賢い人々だ。

2023年7月 9日 (日)

黒海での戦闘が広がりそう。7月9日

ミリタリーサマリー:戦場に変化なし。黒海での戦闘が広がりそうだ。

The Duran:ロシア経済は順調で国民の生活水準が向上している。ロシアも中国もインドもアルゼンチンも米ドルを使わない方針をとっている。石油価格が低迷しているのはヨーロッパの不況のせい。石油価格が下がってもロシアの経済は安定している。ルーブル安もロシア経済にはプラス要素。欧米の経済圏から離れたことがロシアのプラスになっている。

マーキュリス:米国が弾薬不足でクラスター爆弾まで提供するが呆れた行動だ。ウクライナは戦車などを使わない人海戦術に出ているが人的損害が大きすぎる。イエレン財務長官との会談で習近平は「中国は平和国家だが、米国の覇権は望まない。欧米によるいじめにも屈しない」と説明。昨年の中国の米国との貿易額は2018年に並ぶ最高額だった。中国はNATOの中国に対する干渉を許さない。NATOとの軍事衝突に備えるよう、習近平から指示が出た。

大地舜:英国は劣化ウラン弾を提供し、米國はクラスター爆弾を提供する。欧米のどこが人道主義なのだろう?

2023年7月 8日 (土)

ロシアが勝っている。7月8日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍は戦術を変えた。戦車などを使わず歩兵部隊での攻撃だ。ロシア軍は肉弾戦を好まないので、今のところ効果的。前線は停滞している。

The Duran:外交問題評議会のリチャード・ハース元会長などが、停戦交渉を始めるようにバイデン政権に迫っているが、効果が出ていない。欧米はロシの経済制裁に失敗し、軍事的にもウクライナ軍は大敗北。ロシアの占領したドンバス地方を取り返すことなどは夢のまた夢。ドンバス地方はウクライナの工業地帯で、GDPの9割がドンバスで生まれる。欧米の問題は、現実離れをしているバイデン政権にある。欧米は経済制裁が効かなかった時、すでにロシアに敗北した。プーチンはロシアの国内世論を大事にするから、簡単には和平ができない。なぜなら勝ち戦だから。ロシアはウクライナ軍が全滅して、ウクライナが中立を明らかにするまで、戦闘をやめられない。

ダグラス・マクレガー:米国人は東欧について無知。ウクライナ戦争の結果、欧米が「弱体化」してしまった。ウクライナ戦争の目的は「ロシアの弱体化」「プーチン政権打倒」だったが、正反対になっている。ヨーロッパ諸国の政権が打倒されそうだ。ウクライナという国もなくなりそう。最高で9000万人いた人口は、戦争直前で4000万まで減っていたが、今では2000万人ほどになった。米国人はアジア人についても何も知らない。中国はシンガポールのような国になろうとしており、成功している。アジア人にとっては安全と衣食住を保障されることが大事なのだ。米国による世界の一極支配は無理であることがはっきりしてきた。

大地舜:ヨーロッパ人の文化は「人種差別的」「排他的」「独善的」すぎて、世界の経営には向かない。「多様性の中の統一」ができるアジア的文化の方が、世界性がある。「調和」を求めるアジア人の文化の方が、世界の経営に向いている。

2023年7月 7日 (金)

ウクライナ戦争は米国CIAが仕切っている。7月7日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍は波状攻撃を仕掛けているが2ー〜200人規模の戦闘部隊で乗り物を使わないケースが多い。激しい戦闘はあるが停滞している。英国のスマートシャドーミサイルが捕獲されてロシアに運ばれた。解体されて研究されるだろう。ウクライナ西部の大都市にあった欧米兵器の格納庫がロシアのミサイル攻撃で爆破された。

The Duran:ウクライナの攻撃に活力が見られない。ズルージニー将軍も航空戦力なしの攻勢なんて不可能と悲観的。BRICS首脳と欧米首脳の会議があった。RICSは「欧米の計画はなんだと?」聞いたが返答がなかった。F-16のウクライナへの提供も遅れるしNATO会議は混乱するだろう。NATOは米国の参戦を求めているが、米国は大統領選挙を1年後に控えており、参戦は無理。ニューズウイーク誌によると「ウクライナ戦争は米国CIAが仕切っているが、大きな誤算はウクライナ首脳をコントロールできないことだ」という。

マーキュリス:EUのBorrell商務大臣の中国訪問だが、中国側から断られた。中国はEU英米に対して強硬な立場をとっている。ウクライナ戦争はドンバス北部でロシア軍がジリジリと優勢になってきている。ウクライナと欧米にとっては交渉しか道が残っていない。

大地舜:昨夜、中国系日本人の方と会食。「日本と中国は永遠の隣人、仲良くしていくほか道がない。そこが日米と日中の違い」とのご意見だった。日本有事になれば、原発の多い日本は、人が住めない島となる。日本は軍事力よりも平和力を増強するべきだ。

2023年7月 6日 (木)

ドンバスでは激戦が行われているが、戦況は停滞。7月6日。

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍がバフムート(アキオムスク)で攻勢をかけているが戦果は乏しい。ウクライナ軍の損害は相変わらず多大。

マーキュリス:ドンバスでは激戦が行われているが、戦況は停滞している。3日間の大雨でロシア軍が空軍を使えなかったため、ウクライナも攻撃ができた。ザボロジエ原子力発電所の爆破が噂されている。幸いなことに昨夜は事故がなかった。ウクライナ軍が劣化ウラン弾を使って攻撃すると言われているが、欧米に停止させられたという噂もある。ロシアでは毎日1400名ほどの若者が兵隊に志願しており、兵力が大きくなっている。ドンバス北部ハリコフにはロシア軍が18万人集結している。ドンバス中部には5万人。南部には8万人のロシア兵がいる。北部の18万人のロシア兵の目的は不明。一方、ウクライナでは兵士が集まらない。ロシア経済は石油価格が低下したのに順調。今年の経済成長は2%になる。欧米の兵器の評判が低下。米国のブラッドリー歩兵戦車も多くが破壊され、その映像が出回っている。F-16戦闘機も2025年までウクライナへの引き渡しが遅れるという話も出ている。戦場でロシア軍に破壊されると、欧米の兵器の評判がさらに落ちるから。

大地舜:日本のテレビ・新聞しか見ていない人と話すと、ウクライナ情勢の判断が全て正反対。彼らによるとロシア軍は負けており、兵隊の士気が低い。ロシアがこの戦争に勝つと、次は日本が狙われるのだそうだ。これは全て欧米のプロパガンダによって創られた蜃気楼。日本人のほとんどが、蜃気楼を実像だと思っているのは情けない話。

2023年7月 5日 (水)

敗北を隠すためにウクライナは原子力発電所を攻撃をする、7月5日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍の最後の猛攻撃が始まった様子だが、戦果は乏しい。ウクライナ軍の兵士と兵器の損傷が激しい。この最後の攻勢に失敗をすると、敗北を隠すためにウクライナは原子力発電所を攻撃をするのではないかと思われる。ダムの破壊の時も、ウクライナ軍が大敗北した直後だった。

マーキュリス:キエフで墓地の不足が叫ばれている。ウクライナ軍はこの24時間猛攻撃をしているが前進はなし。ショイグ国防大臣の報告によると、欧米の提供したドイツ戦車のほとんどが破壊された。ウクライナの大型ドローンも385台が撃墜された。中国は民生ドローンの輸出を停止した。ウクライナ戦争に使われたくないため。ウクライナ軍の攻撃は暗礁に乗り上げている。ロシアは戦車もミサイルも弾薬も大増産していることは米国のCSIS研究所も認めている。ロシア製ドローンの性能が向上した。ロシア製ランセット神風ドローンの活躍が目覚ましい。ステレス製ドローンも使われ始めている。NATO会議が行われるが、ウクライナ首脳は本会議に出席できない。出席できるのはサブ会議だけ。欧米の先端半導体禁輸を受けて、中国は半導体製造に欠かせないレアアースの欧米への輸出を禁止する。BRICSが作る新たな基軸通貨は、時間がかかるが、欧米にとっては脅威。アルゼンチンはIMFへの借金返済を人民元で行なった。欧米がロシアと和平交渉をすためにはF-16などの武器輸出を停止しないと不可能。

大地舜:ダグラス・マクレガーによると米国の選挙制度は欠陥が多い。選挙の投票を郵便でする国はヨーロッパにはないという。そう言われてみれば日本でも、基本的に投票は、本人確認の後、人々の監視の中で行われる。郵便では本人確認ができない可能性があるし、不正が行われる可能性があるのは確かだ。

2023年7月 4日 (火)

ゼレンスキーは大統領選挙をしない。独裁を継続する。7月4日

ミリタリーサマリー:ロシアはクリミア橋へのテロ攻撃を警戒している。渋滞11キロ。ヘルソン東岸はロシア軍によって奪回された。ウクライナ軍の攻撃は停滞中。領土も全く取り戻していない。膠着したまま。ウクライナ軍の兵器・人員の損害ばかり大きい。

The Duran:西ドイツの非工業化が始まった。世界は大不況に向かっている。ヨーロッパの崩壊は米国のプラスにならない。ゼレンスキーは来年大統領選挙をしない。独裁者であり続けたいよう。ウクライナは全てを欧米に依存。欧米が支援をやめたら2週間ともたない。

マーキュリス:ウクライナ軍の攻撃は6月中旬からまったく進展がない。デンマークの首都でBRICS諸国と米国が会議。ブリンケン国務長官とヌーランド国務次官が出席。ロシアとの和平構想を説明した模様だが、何もニュースがでないところを見ると成果が上がらなかったとようだ。ロシアは秋から冬にかけて大攻勢をかけるのではないか。ロシアでは毎日、3万人もの志願兵が集まっている。一方、ウクライナは年齢や健康状態を無視して兵を募集しているが、抵抗されて集まらない。ロシア経済はこれまでになく順調。航空機の生産も増え、軍事生産力も向上。米国のCSIS研究所もロシアの兵器生産は増大する一方であることを確認。プーチンは和平交渉に今はオープンだが、いつまでも窓を開けてはいないだろう。オーストリアの政府高官が「ロシアをヨーロッパから追い出したのは間違いだった」と発言。

大地舜:EU外交問題評議会が「EUは米国の属国となった」というレポートを出した。ロシアの安い石油と天然ガスが手に入らなくなり、EU全体、特にドイツの非工業化が進んでいるという。多くの資本がドイツから逃げ出している。このレポートはヨーロッパの衰退は米国のプラスにならない、ヨーロッパは米国から独立するべきだと主張。

2023年7月 3日 (月)

戦線は停滞中。マクロン大統領の人気がガタ落ち。7月3日

ミリタリーサマリー:ヘルソン東岸のウクライナ軍の拠点はほぼ奪回された。ウクライナ軍の目立つ反転攻勢はなし。

マーキュリス:戦線は停滞中。ウクライナ軍の死者数は毎日500人と相変わらず多い。

The Duran:フランスでマクロン大統領の人気がガタ落ち。ルペン女史の株が鰻登り。支持率で10%の差が出てきた。2027年の大統領選挙では右翼のルペンが大統領に選ばれる可能性がある。彼女はクリミア半島はもともとロシアの領地だとし、ウクライナ戦争支援をやめると公言している。マクロンは官僚的だがルペンは政治家。

ダグラス・マクレガー:バイデン政権と取り巻きのネオコンたちは米国民に真実を伝えていない。ウクライナがロシアに勝つことはあり得ない。米軍が戦ってもロシア軍には通常戦では勝てない。バイデン政権が潰れないと、世界が核戦争の危機を迎える。米国を救えるのは戦争に反対しているロバート・F・ケネディ・ジュニアとトランプだ。

大地舜:ロバート・F・ケネディ・ジュニアの評価は高くなるばかり。RFK.Jrは信念に基づいて語っており、どんな質問にも答えられる。行政の経験はないが、政治家としての素質は十分。人間性についての人気投票では三人の中で、圧倒的にロバート・F・ケネディ・ジュニアがトップ。民主党内の支持率も4月ですでに20%だったが、今はもっと高いだろう。公開討論をしたらバイデンに勝ち目はない。



 

2023年7月 1日 (土)

スロビキン空軍大将は健在で攻撃の指揮をとっている。7月1日

ミリタリーサマリー:ウクライナ政権はザポロジエ原子力発電所を攻撃して、事故を起こし、それをロシアの責任だとしてNATO軍に参戦を求める策を練っている。ウクライナ軍は7月11日までに何らかの成果を見せる必要があるので、総攻撃を仕掛けるだろう。

The Duran: フランスでは大規模で暴力的な大衆の抵抗運動が広がっている。だが、マクロン大統領は無関心。マクロン大統領はまるで「見猿、聞か猿、言わ猿」のよう。マクロン大統領が街を歩いたら、民衆に殴られるだろう。だが全く無関心。エリート育ちが丸見え。カナダの首相とよく似ている。

マーキュリス:ウクライナ戦争は激闘が続いているが、停滞している。キエフ研究所の調査によると、ウクライナ人で知人に死者がいる率は、昨年の9月は9%だった。ところが今年の6月5日の調査では、その数字が78%になった。これはバフムート攻防戦の影響と思われる。ウクライナの反転攻勢が始まって、この数字はさらに増えたことだろう。スロビキン空軍大将は健在で前線で攻撃の指揮をとっていると、娘がラジオインタビューで答えている。欧米でスロビキン空軍大将が逮捕されているかのような報道が行われているが、これはプロパガンダに過ぎない。ワグナー軍団のプリゴージンはロシアを裏切った死の商人だとスコット・リッターが言っているが正しいようだ。背後には英国のMI6や英国に亡命している反プーチンの大富豪がいるようだ。

大地舜:「おかしいことをおかしいと言えない空気が悲劇を生んだ」と元大投手の杉下茂さん。1945年に20歳で中国に出征した。「人間の未来や可能性を奪ってしまう戦争は、二度と起こしてはいけない」と杉下さん。今の日本も戦前と変わらない空気になってきている。どんどん帝国主義の日本に回帰しているが「おかしいと言えない空気が強まっている」。

2023年6月30日 (金)

「モスクワ・タイムス」はヨーロッパのフリーペーパー。6月30日

ミリタリーサマリー:ヘルソン東岸のウクライナ橋頭堡拡大は、あまり意味がなかったよう。ウクライナ軍の反転攻勢の目標は、ザポロジエ州からバフムートに変わった様子。クラマトークス市のウクライナ軍司令部のミサイル攻撃で多くの将校が亡くなった。そのうち40名は外国人だったことが判明。各地で激戦が行われているが、前線は停滞。

The Duran: ウクライナ戦争は停滞中。6月8日のウクライナ軍の大反転攻勢は大失敗だったと米国が報告。大量の兵器と兵士が大損害を被った。ウクライナ軍はザポロジエ州への攻撃を諦め、バフムート攻撃に変えたが、それも成功していない。ウクライナ軍は原子力発電所を攻めようとしているが、現在は泥沼地帯で横断が不可能。ウクライナ軍は全力で攻勢をかけているが、成果はあがっていない。スロビキン将軍が逮捕されたなどの情報が流れているが、これは大嘘。情報源の「モスクワ・タイムス」はヨーロッパのフリーペーパー。ロシアでは発行されていない。これをニューヨーク・タイムスやウオールストリート・ジャーナルが大きく取り上げた。ただの偽情報に過ぎない。スロビキン将軍はドンバス前線で指揮をとっている。ルーマニアとポーランドがウクライナ西部に軍を送るという話も立ち消えになりそう。ウクライナはNATOにもEUにも加盟できないことが鮮明。ロンドン・タイムスのコラムに「朝鮮半島的な解決が望ましい」とあったが、これも簡単ではない。マーキュリス氏はロシアと米国が交渉を始めても、ベトナム戦争の時のパリ和平交渉のようになるだろうと予測。4年かけて米国のベトナム戦争からの撤退が決まったが、そのすぐ後に南ベトナムが陥落した。

大地舜:「モスクワ・タイムス」がヨーロッパのフリーペーパーだとは知らなかった。スロビキン将軍の話も変だと思っていた・・・やはりプロパガンダだったか。

 

2023年6月29日 (木)

このまま行くと人類が蒸発することになる。6月29日

ミリタリーサマリー:ヘルソン州のアントノ橋東岸でウクライナ軍が橋頭堡を拡大している。ロシア軍は全ての前線で大爆撃。ウクライナ軍は夜襲をしている。ウクライナ軍はザポロジエ州でロシア占領地に深い入りしているが、ロシア軍は包囲をしようとしている。バフムートでもウクライナ軍は健闘しているが、損害も大きい。クラマトークスの作戦司令部がミサイル攻撃されて、NATO将校や英米軍の将校に多数の犠牲が出た。現場のビデオから聞こえてくるのは主に英語。プリゴージンはモスクワ訪問中とも言われている。ポーランド軍が7月末からウクライナ西部に兵を送るという観測が強まっている。

スコット・リッター:欧米はプーチン政権打倒を目指すのはやめるべきだ。非現実的だ。ウクライナにおける2014年のクーデターのようなことはロシアでは起こらない。ロシアとの戦争を米国はもうやめるべきだ。このまま行くと間違いなく核戦争になる。人類が蒸発することになる。

大地舜:今朝の東京新聞にロバート・f・ケネディ・ジュニアの記事が出た。大統領選挙で頭角を表してきたという。泡沫候補と思われてきたが支持率を伸ばしている。私の予想ではロバート・ケネディ・ジュニアが民主党の大統領候補になる。そうなるとウクライナ戦争も終わる。トランプもケネディも戦争に反対しているからだ。

2023年6月28日 (水)

プリゴージンは死の商人。6月28日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍がミサイルでクリミア半島の鉄道を爆破。復旧に半日かかる。ヘルソン州東岸の橋の下にウクライナ軍が集結。人数が70人に増えた。ロシア軍が新型ドローン「ハンター」の使用を開始。レーダーに映らない強力ドローンで、2024年にはゲームチェンジャーになるだろう。

ダグラス・マクレガー:バイデン政権は長く持たないう。権力の空白期間が生まれそう。米国はトランプやRFK Jr.の主張する「アメリカファースト」の国になるべきだ。ドルの地位も低下するだろう。アメリカ大帝国の崩壊が現実味を帯びてきた。BRICS加盟国は84カ国になる。米国が経済制裁している国々は34カ国以上だ。このようなアメリカ大帝国による弱い者いじめはできなくなる。ドイツは大不況寸前だ。ショルツ政権は長持ちしない。

スコット・リッター:プリゴージンは死の商人。ロシアの法律によるとワグナー軍団(私設軍事会社)はロシア国内では活動できないことになっている。ワグナー軍団が、ロシア軍の本拠地を占領したとき、100万人が住む街の人々は歓迎しなかった。だが去るときは歓迎した。なぜなら、プリゴージンが内乱をやめるという正しい判断をしたからだ。そのときすでに街はチェチェン軍団に取り囲まれていた。モスクワに迫っていたワグナー軍団も、道路を遮断されていた。プリゴージンは完全に孤立していた。モスクワの軍人や官僚にも、ワグナー軍団の将校たちにも見放されていた。ワグナー軍団で内乱に参加したのは全兵力の四分の1だけ、しかも行き先がモスクワだとは知らされていなかった。内乱になったら弾薬なども補給されず、1日で全滅させられていた。ワグナー軍団はプリゴージンの最後のドル箱。ドル箱を失うことになって焦ったのがこの内乱。

大地舜:欧米が略奪した文化財が、今、アフリカ諸国に返還されている。英国の大英博物館も、所蔵品を世界各地に返すべきだとの批判にさらされている。植民地支配の歴史の清算が始まっているが、これは表面的なことに過ぎない。21世紀の世界はいまだに英米を中心とする帝国主義・植民地主義が幅を利かしている。G7に入っている日本も、相変わらず、帝国主義と植民地主義の英米に追随している。

2023年6月27日 (火)

ウクライナ軍はすでに敗北している。6月27日

ミリタリーサマリー:反転攻勢が始まってから最も静かな24時間だった。ウクライナ兵は戦意をなくしている。突撃命令を拒否したウクライナ兵たちを上官が手榴弾で殺す映像まで流れ出ている。ワグナー軍団のキャンプ地がベラルーシに設置された。

マーキュリス:ロシア政権はトルコや中国に連絡して安心させた。環球時報もそれを受けてプーチン政権が強固であると認めた。ロシによるミサイル攻撃は連日行われている。私はスイスで1週間の休暇を取って山歩きを楽しむ。

スコットリッター:ウクライナ軍の反転攻勢は軍事的には終了。まだ75%戦力が残っているが、ロシア軍に勝つことはできない。これは政治的攻勢だった。NATOに訓練されたウクライナ第一軍は、昨年6月に全滅している。その後に投入されたNATO訓練8万人も全滅。今回の反転攻勢に使われたNATO訓練第三軍の訓練度は低い。ウクライナ軍は投降兵が増えている。無理もない。自殺行動を要求されているからだ。ウクライナ軍の戦死者はすでに45万人はいるのではないか。怪我人も同数だろう。これまでロシア兵ひとりに対し7〜10名のウクライナ兵が死亡しているとみられてきたが、現在は1対20に比率が変わっている。ウクライナ軍に制空権がないことと、火力で劣っているためだ。ウクライナ軍はすでに敗北している。2024年にウクライナで大統領選挙があるが、ズルージニー将軍やキエフの市長がゼレンスキーの競争相手となる。ゼレンスキーは7月11日のNATO会議の後に影響力を失っていくだろう。

大地舜:米国は再び大金をウクライナに投じる。米国が支援を止めれば、すぐに停戦交渉が始まる。傲慢不遜なアングロ・アメリカン支配者層はウクライナ人を全滅させたいようだ。

2023年6月26日 (月)

ワグナー軍団の意図は反乱ではなく、プーチンを助けることだった。6月26日

ミリタリーサマリー:ワグナー軍団の反乱は1日で終わったが、ショイグ国防大臣と参謀総長の首もすげ替えられるだろう。ヘルソン東岸にウクライナ軍が橋頭堡を築いたが、いつまで維持できるかは不明。ワグナー軍団の反乱の間にウクライナ軍は夜襲をかけたが、いずれも撃退されている。ドンバス北部のクーペンではロシア軍が毎日のように橋頭堡を拡大。ウクライナ兵と兵器の損失は莫大。

The Duran:ウクライナ軍は反転攻勢に失敗して、原子力発電所にテロ攻撃をする考えだ。テロ行為をロシアの仕業として、米国の参戦を求める考えだ。米国の上院議員リンゼー・グラハムの入れ知恵。ウクライナにできる最も利口な行動は、攻勢をやめて守りを固めて、停戦交渉をすること。

マーキュリス:ブリゴージンはクーデターを試みたが、孤立化して亡命を選んだ。ロシア内部にはプーチンが穏健すぎると考える強硬派がいる。海外に亡命しているロシアの大金持ちの多くもプーチン反対派だ。ブリゴージンの背後には、これらの勢力がいるのかもしれない。

ダグラス・マクレガー:4000人のワグナー軍団がモスクワに向かい、モスクワには3000人の守備隊がいた。ワグナー軍団の意図は反乱ではなく、プーチンを助けることだった。ブリゴージンの真意はロシアが徹底してウクライナを攻撃して、ウクライナ戦争を早く終わらせること。バイデン大統領の背後には強力な支配者がいて、バイデンは操り人形。上院議員リンゼー・グラハムはロシアとの核戦争を望む夢想家。現実の米軍はロシアや中国と戦っても勝てない状態にある。ロシアの望みは核戦争ではなく、ウクライナの中立化。

大地舜:国民から圧倒的に支持されているプーチンに「裏切り者」呼ばわりされては、ブリゴージンの敗北は決定的。プーチンはこの反乱を政治的に利用して、ショイグ国防大臣とか参謀総長の手綱を絞るだろう。ワグナー軍団が街から撤退するとき、市民から熱狂的に支持されていたが、これは内乱中止を高く評価したから。内戦をやめたので愛国者として認められたのだ。

2023年6月25日 (日)

ワグナー軍団の反乱は終わった。6月25日

ミリタリーサマリー:ワグナー軍団はハルキフ攻撃に向かっている。プリゴージンの反乱は終わった、仲介をしたのはべラルーシのルクシェンコ大統領。交渉内容は不明。プリゴージンの安全が保障されたのだろう。

アレックス・Christoforou:べラルーシのルクシェンコ大統領が、仲介してワグナー軍団の反乱が1日で終わった。プリゴージンのバカな行動は欧米とNATOを助けただけ。だが、早くことが治まりロシアは助かった。

マーキュリス:ウクライナ全土にロシアがミサイルとドローン攻撃。ドンバスの戦線は静か。プリゴージンは孤立した。ロシアの政府も軍も、国民もプリゴージンを非難。プーチンの立場は強まった。

大地舜:やれやれ、東欧の出来事は遠くて、理解が難しい。

2023年6月24日 (土)

ネオコンたちはNATOとロシアの戦いに持ち込みたい。6月24日

ミリタリーサマリー:ウクライナは10万人の兵士を募集している。ウクライナのミサイル攻撃でクリミヤの橋が損害を受けたが、すでに仮の橋をロシアは建造した、ドンバス北部でロシア軍が優勢。15万人のロシア兵がドンバス北部に待機しているが、彼らはオデッサ攻撃に使われるようだ。ウクライナ北部のハルキフ市も、もうすぐワグナル軍団とチェチェン軍団が攻撃を始めると、私(DIMA)は予測している。

The Duran:ウクライナの反転攻撃は完敗。バイデン政権はロシアのレッドラインを超えるとワシントンポスト。この秋にはF-16戦闘機が投入されるが、現在ルーマニアで訓練中。ルーマニアの空軍基地が使用されるとロシアはルーマニアの空軍基地を攻撃すると警告。米国と英国のネオコンは、ロシアがルーマニアの空軍基地を攻撃することを望んでいる。ネオコンたちはNATOとロシアの戦いに持ち込みたいと考えている。

マーキュリス:ウクライナの反転攻撃は何も成就できなかった。一方、ロシア軍はドンバス北部で橋頭堡を拡大している。ロシアの安全保障会議でウクライナの反転攻撃の分析が行われた。破壊された戦車の数は246台で、西洋製は30台。153台の装甲車が破壊されたがそのうちの59台はブラッドリーなどの西洋製。ウクライナの死者数は16日間で1万3000人以上。ウクライナ軍のラジオを傍受して得た数字。ショイグ国防大臣によると契約兵14万人と志願兵が5万2000人が現在の戦場では必要ないので訓練中。

大地舜:昨夜、30台の若い男性二人と会食。二人とも仕事に追われ、人生に追われていて、ウクライナ戦争にもワクチン後遺症にもそれほど興味がない。2日前は30台〜60台の女性たち5人と会食。彼女たちも全く世界の情勢に疎い。みんな身の回りのことにしか興味がない。日本が平和で喜ばしいか? それとも世界情勢への関心の低さを嘆くべきか?

2023年6月23日 (金)

バイデン政権が戦争をエスカレートするとウクライナ戦争の行き先は核戦争、6月23日

ミリタリーサマリー:6月19日にウクライナは総動員令を発布した。反転攻勢の1週間で1万4000人もの死傷者を出したせい。ダムが破壊されて水がなくなって昔の道路が出てきた。これを使えばウクライナ軍も原子力発電所を攻撃できる。ロシアもウクライナ側を攻撃できる。反転攻勢は停滞し、ロシア軍がドンバス北部で攻勢を強めている。

マーキュリス:フランスのマクロン大統領はBRICSに参加したがっていたが拒否された。プーチンの発表によると、この3週間でウクライナ軍の戦車245台、戦闘車両600台以上をロシア軍が破壊したという。

スコット・リッター:ウクライナ人は猟犬として扱われているだけ。NATOはウクライナの人的損害に無関心。ジョージ・ソロスの言葉だが「NATOの技術とウクライナの人命でロシアを弱体化する」。それだけのためにウクライナ人たちは犠牲になっている。ウクライナがNATOに加盟することもEUに加盟することもあり得ない。ウクライナの反転攻勢はすでに終わっている。NATOも米国も軍事的にはロシアに勝てないことが歴然となった。米国は「核で先制攻撃をする」ドクトリンを持っているが、ロシアの主流派の思想家たちは「ロシアも核による先制攻撃をできるようにドクトリンを変えるべきだ」と主張している。そうなるとバイデン政権が戦争をエスカレートするとウクライナ戦争の行き着く先は核戦争。

大地舜:バイデン政権は驚くほどの無能政権。

 

2023年6月22日 (木)

「米国は中国を必要とするが、中国は米国を必要としない」6月22日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍の損失は莫大。攻撃はしているが何も変化が起こっていない。

マーキュリス:ロシアがバフムート、クピアンスク(ドンバス北部)、マリンカ市など戦略的に重要な場所に大軍を配置している。ウクライナの攻勢が終わったらカウンター攻勢に出るのだろう。ロシアは連日大規模なミサイル・ドローン攻撃。兵器や弾薬の保管所が攻撃されている。ウクライナ軍は敗北しているが、ロシアのヘリコプター攻撃に反撃できないのが一つの原因。米国がF-16戦闘機やアパッチヘリコプターを供給してもロシアの強力な防空システムを乗り越えることはできない。プーチンはアフリカの指導者たちに、昨年3月のウクライナとの和平交渉の内容を公開して、ロシアがなぜ戦争を続けているかを説明。アフリカの指導者たちは納得した。ロシアのショイグ国防大臣は「英米のミサイルでロシア領にある空軍基地を攻撃したら、英米の将校が指揮を取るウクライナ軍司令部をミサイルで攻撃する」と警告。ショイグによるとウクライナは18日間の反転攻勢で263波の攻撃を仕掛けてきたが、ロシア軍は全て撃退したという。ブリンケン国務長官の中国訪問は、中国側に「説教」されるだけで終わった。ブリンケン国務長官は「一つの中国」「台湾独立を支持しない」ことを約束させられた。この中国訪問で判明した中国の米国に対する態度は「米国は中国を必要とするが、中国は米国を必要としない」「中国にとっては、米国よりもロシアの方が大切な友人」というものだった。

スコット・リッター:ウクライナ戦争の操縦席に座っているのはプーチン。プーチンは世界の首脳で一番大人かも。「米国はノルドストリームパイプを破壊し、ウクライナはクレムリンをテロ攻撃した。ロシアはキエフをミサイル攻撃して5台のパトリオットを破壊したが、政府の建物を壊わさなかった」と発言。つまりテロ行為はしないという。

大地舜:スコット・リッターは「NATOウクライナ軍がロシアに勝てるという軍事専門家がいるが、それは夢のまた夢」と語っているが、同感。

2023年6月21日 (水)

ウクライナ軍は損害が激しく攻撃を停止中。6月21日

ミリタリーサマリー:戦線は停滞している。ウクライナ軍は部隊を再編成して攻撃を再開するのだろうが、損害が大きすぎる。ロシアがウクライナ全土に大規模ミサイル攻撃。欧米の兵器保管場所が狙われている。ドネツク州でもロシアのたくさんのビデオによると、ウクライナ軍が猛爆撃を受けている。ウクライナ軍のビデオも流れているが攻撃の規模が違う。アブディエフカにおけるロシアの爆撃は物凄い物量。ドンバス北部のリマンではロシア軍が橋頭堡を拡大している。

マーキュリス:ウクライナ軍は損害が激しく攻撃を停止中。米国の戦争研究所はウクライナ軍が攻撃をやめて、防衛戦を目指すのではないかと予測。

大地舜:第三次世界大戦はもう始まっている。一方はBRICS諸国が中心となる150カ国で、人口でいうと世界の87%を占める。反対側は欧米諸国40カ国で世界の人口の13%。争点はアングロサクソンの200年になる帝国主義と植民地主義による世界支配をやめさせること。思えば日本は同じテーマで第二次世界大戦を戦った。日本はアングロサクソンによる帝国主義や植民地主義と戦った。当時の日本は有色人種のチャンピオンで、87%の世界の人々から、支持されていた。第二次世界大戦で負けた日本は、第三次世界大戦ではアングロサクソンの味方をしている。これで良いのだろうか?

2023年6月20日 (火)

ウクライナ拠点、包囲されて殲滅。6月20日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍の攻撃はどこでも成功していない。ザポリージャ州の西部のオレホボ市の南側でウクライナ軍が橋頭堡を築いていたが、1日後に包囲されて殲滅されている。ドンバス各地で激戦が行われているが、ロシアが発表するたくさんの映像で確認すると、ウクライナ軍は大敗北しているようだ。戦車などの兵器がたくさん破壊されている。

マーキュリス:ザポリージャ州とドネツク州で激戦が行われているが、ウクライナ軍はロシアの主要な要塞に全く近づけない。ウクライナ軍は人海戦術を使っており、大型兵器なしでも突進する。ザポリージャ州だけでも戦車35台を含む装甲車が1日に100台は破壊されている。これはロシア国防省の数字だが、かなり正確のようだ。ドンバス全域だと17日に戦車だけで68台も破壊されている。ウクライナ兵による前進拒否が確認されている。噂ではドイツの戦車もウクライナ兵士たちに嫌われている。ウクライナ軍の攻撃は衰退を見せている。いつまで攻撃を続けられるかが問題。

大地舜:バイデン大統領が6月16日の演説最後に「GOD save the Queen」と言って、人々を困惑させました。なぜバイデンがこの言葉を発したのかは、誰も理解できていないようです。実は「欧米の敗北」に書きましたが、現在の超大国アメリカは英国の植民地に戻っており、現在の米国の支配者層はアングロ・アメリカです。アングロ・アメリカ人というのは英国系アメリカ人です。バイデンはアイルランド出身のカソリックですが、アングロ・アメリカン支配者層の典型です。現在のアングロ・アメリカ支配者層が忠誠を誓っているのは「大英帝国の復興と拡大」です。つまりアングロサクソンによる「世界の文明化、教化と支配」を使命と思っている人々です。そこでバイデン大統領が「女王陛下万歳」と言ったのも当然です。バイデン大統領が忠誠を誓っているのは「大英帝国」であり、「米国」ではないのです。ウクライナ代理戦争も、ヨーロッパの衰退化も「大英帝国復活」のためにやっていることです。

2023年6月19日 (月)

ウクライナ軍は14日間で1万5000人以上が戦死した。大惨敗。6月19日

ミリタリーサマリー:各地で激戦が進行中だが、ウクライナ軍の攻撃は停滞している。多くのウクライナ兵士が、戦車なしの攻勢という自殺行為に抵抗している。ロシアのヘリコプター攻撃に、ウクライナはなす術がない。

The Duran:ウクライナ軍の損失は大きい。欧米提供の戦車も40%は破壊された。ウクライナは破産状態で欧米の支援で、ようやく倒れないでいる。米国ではヌーランドが出世して、ウクライナ戦争強硬派が国務省でもペンタゴンでも力を増している。

ダグラス・マクレガー:ウクライナ軍は14日間で1万5000人以上が戦死した。大惨敗だ。ロシアの大要塞の前にある防衛ゾーンの中で戦っているだけで、それ以上前に進めていない。戦車もほとんど破壊された。プーチンはロシアの従軍記者団との会議で、勝ちすぎであることを隠した。ウクライナ軍は地雷に取り囲まれて立ち往生すると、そこを砲撃される。破局状態だ。早く停戦交渉を始めるべきだ。だがバイデン政権は国内では停戦交渉派を攻撃し、ウクライナ戦争を拡大しようとしている。トランプ攻撃もその一部。トランプが選挙に勝ったらすぐに戦争をやめさせるだろうから、それをネオコン過激派は嫌っている。

大地舜:予想通り、ウクライナは惨敗している。日本政府には停戦交渉の音頭をとってほしい。できないだろうけど・・・

2023年6月18日 (日)

ロシア軍はヘリコプターを有効に使っている、6月18日

ミリタリーサマリー:ウクライナ軍は攻勢をかけているが、成功はしていない。橋頭堡を広げた場所もあるが、取り返される可能性も高い。ウクライナ軍の死傷者数はこの24時間で1000人を超えている。ロシア軍はヘリコプターを有効に使っているがウクライナ軍は一機も撃墜できていない。ウクライナと英軍の損失が多いが、ロシア軍は損出が少ない。マリンカ市の攻防もようやく終わりそう。ロシアが占領することになる。

The Duran: 米国では中国との戦争に備えるべきだという中国戦争派と、ウクライナ戦争をロシアが負けるまで推し進めるべきだというロシア戦争派が対立している。バイデン政権と国務省はロシア戦争派。CIAとペンタゴンは中国戦争派。

マーキュリス:反転攻勢14日目になったが、グレーソーンでの取ったり取り返したりという状態が続いている。ダム破壊で貯水池の水がなくなったが、ここはもともと湿地帯だった。そこで地面が完全に乾くこともない。ウクライナ軍がここを渡河して攻撃をするのは難しい。

大地舜:「欧米の敗北」という本を書いたが、10月には出版できそう。

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