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2024年4月20日 (土)

西アジアで戦争が起これば、石油価格は天文学的に上昇し、世界の金融構造を崩壊させる。4月20日

ミリタリーサマリー:ロシアがウクライナの鉄道や駅を広範囲にミサイル攻撃した。ウクライナはクリミア半島のロシア防空システムをミサイル攻撃をしたが、それが成功したので、ロシアが報復したようだ。戦場ではロシアが優勢で、街を廃墟にしながら前進している。ウクライナ軍の目的は今年の末まで持ち堪えることだが、簡単ではない。ロシアはT-80新型戦車を大量に製造している。ドローン対策も施された戦車だ。ゼレンスキーの大統領の任期が5月20日に終わるとロシアとの和平交渉に署名できる人がいなくなる。ロシアはゼレンスキーの署名を拒否するだろう。NATOがゼレンスキーをどう扱うのかも興味深い。

ペペ・エスコバル(南米のジャーナリスト):イランのイスラエルに対する報復攻撃は単独で行われたわけではない。ロシアと中国がテヘランの後ろ盾となっている。アメリカがイスラエルを管理しなければ、西アジアの紛争における中露の役割は大きくなるばかりだ。ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣は、これまで口止めされていた外交的な話を公式に確認した。「我々は常に(イランと)連絡を取り合っている。また、近い将来、BRICSにおいて、中東に関連するあらゆる問題について、新たな深い話し合いが行われる予定である」。イランのミサイル誘導システムは、ロシアのグロナス(GLONASS)システムだけでなく、中国の北斗衛星航法システムも使用していた。モスクワは、イランが「戦略的忍耐」を続けるだけでは、聖書的精神病者による大量虐殺がエスカレートし続けることを知っていた。イスラム革命防衛隊(IRGC)は素早くホルムズ海峡付近でイスラエル所有のコンテナ船を拿捕した。これは非常にエレガントな作戦であり、ホルムズ海峡をテヘランが掌握していることを西側諸国に思い知らせた。イランの攻撃は高度に演出されたショーだった。テルアビブはアメリカの情報から戦闘機と人員を避難させる十分な時間を得た。弾道ミサイルに関しては、イスラエルは公式に9発が命中したと発表しているが、興味深いことに、そのすべてが軍事的に極めて重要な目標に命中している。仮に聖書のサイコパスがイランと熱い戦争をすることになった場合、テルアビブが、数百発のイランのミサイルを迎撃できる可能性はない。米国防総省の武器と資金の傘がなければ、イスラエルの防衛は維持できない。西アジアで戦争が起これば、この地域は永久に石油生産地として終わりを告げ、石油価格は天文学的に上昇し、世界の金融構造を崩壊させるだろう。中東の石油が途絶えるか破壊された場合、原油価格が1バレル900ドルまで上昇する。そうなるとアメリカの銀行システムも崩壊する可能性がある。

大地舜:欧米諸国は多くの国際法を無視するイスラエルに、経済制裁をするべきだ。なぜイランだけに経済制裁を行うのか?このような2重基準で、欧米諸国の信用は地に堕ちる。ロシアはウクライナという木の実が、腐って落下するまで、のんびりと待つようだ。欧米の経済制裁はロシアの経済発展を助けているし、世界最強の軍隊が育っている。イランや中国への軍事支援もしなければならないし、ロシアにはウクライナ戦争を急いで終わらせる理由がなくなってきているようだ。

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