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2024年6月29日 (土)

何にサインしたのかわからない大統領を持つべきではない。6月29日

ミリタリーサマリー:バイデンとトランプの討論会の結果、トランプが勝ちそうなことが判明して、ゼレンスキーは今年中に和平計画を立てると発表。年末には和平交渉を始めるという。全ての戦線でロシア軍が優勢。ヘルソンでもロシア軍が、川中の小島を占領し始めている。

セイモア・ハーシュ(伝説的米国調査ジャーナリスト):私のコラムの読者ならば、ジョー・バイデン大統領の空白への漂流が何カ月も続いていることを知っている。彼と外交政策補佐官は、ガザでは実現しない停戦を促しながら、停戦の可能性を低くする武器を供給し続けている。ウクライナでも似たようなパラドックスがあり、バイデンは勝ち目のない戦争に資金を提供しながら、虐殺を終わらせる交渉への参加を拒否している。アメリカは、自分が何にサインしたのかわからない大統領を持つべきではない。権力者は自分の行動に責任を持たなければならないが、昨夜、アメリカは、そして世界は、今日、明らかにその立場にない大統領を擁していることを示した。本当の恥辱はバイデンだけでなく、彼を隠蔽してきた周囲の人間たちにもある。彼は囚われの身であり、この半年で急速に衰えた。私は、上院議員のかつての友人から、大統領がますます孤立していることを何カ月も聞いてきた。今度は何だ? ワシントンの政治通の一人が今日私に語ったところによれば、民主党は今、「国家安全保障の危機」に直面しているという。そして辞任演説の草稿を書き始める時かもしれない、と彼は言った。

マイク・ホイットニー:フーシ派は、イスラエルがパレスチナ人への人道支援物資の輸送を許可すれば、紅海での商業交通への攻撃を停止することに合意した。これは合理的な提案というだけでなく、世界中の大多数の人々が支持している政策だ。バイデンの紅海政策は大失敗だった。コンテナ輸送は90%減少し、保険料、燃料費、「余分な航行距離」は急増している。ところで、バイデンの海軍作戦(プロスペリティ・ガーディアン作戦)は、国連安全保障理事会、アメリカ議会、アメリカ国民によって承認されたことはない。勢いづいた武装勢力は314日、バブ・アル・マンダブ周辺だけでなく、より広いアラビア海やインド洋にまで攻撃を拡大し、喜望峰経由で迂回するイスラエルや同盟国の海運を標的にすると発表した。彼らはイスラエルに封鎖を解除してもらい、より多くの人々が餓死しないようにしようとしているだけだ。フーシ派の指導者であるモハメッド・アル・ブカイティはこう総括する:「抑圧された人々を支援するために行動を起こすことは......道徳の真のテストであり......大量虐殺という犯罪を止めるために行動を起こさない者は......人間性を失っている」。フーシ派はアメリカと戦うことで得るものは何もない。イスラエル国防軍(IDF)のサディスティックな残虐性と殺人的暴力に反対しているから、彼らは自からを死の危険にさらしているのだ。 皮肉なことに、アメリカ国民の意見は自国政府よりもフーシ派の意見に近い。大多数のアメリカ人は、パレスチナ人の正義を支持し、主権を持つパレスチナ国家を支持し、恒久的な停戦を支持し、暴力と流血の終結を支持している。流血の継続を望んでいるのは、米国政府(とイスラエル)だけなのだ。

大地舜:ガザ、ウクライナ、中国に執着するアメリカ大帝国の没落が始まっている。

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